岡山トヨペットは4月6日、春の全国交通安全運動期間にあわせ、同社が取り組んでいる交通事故ZEROプロジェクトの第9弾としてPR動画「止まろう岡山」を公開した。
日本自動車連盟(JAF)の2021年調査によると、歩行者が横断歩道を渡ろうとする場面で一時停止した車の全国平均は30.6%であったのに対し、岡山県は最下位の10.3%だった。つまり、岡山県では信号機のない横断歩道で一時停止しない車は約9割ということになる。
車の横断歩道の一時停止は、2021年に世の中の関心が高まったことから、全国平均でおよそ10%改善された。岡山県もやや改善されたものの、全国の伸びと比べると動きは鈍く、2020年の全国ワースト3位からワースト1位へ降下する結果となった。
そこで同社では、ワースト1位となった岡山県の意識改革を目的に、昨年から引き続き「信号機の無い横断歩道での車の一時停止」を啓発するための動画を制作した。
動画の舞台となっているのは「マラソン大会」。全国の県名を想起させるゼッケンをつけたランナーたちが走る場所は自動車教習所。ランナーは、クランクをL字に曲がったり、S字の道を走りながらゴールを目指す。ゴール寸前、横断歩道と一時停止線が見えてくると、選手たちは速度を落として白線の前で止まる。横断歩道の脇には手をあげている子どもがいる中、唯一意外な行動を取るランナーとは?
動画は、車の横断歩道の一時停止で全国最下位となった岡山県の事実についてしっかりと認識できるような内容となっている。車の運転に慣れ、慢心してしまいがちな運転者に、免許とりたての頃、歩行者に注意を払いケアしていた時の気持ちを思い出して欲しいと、自動車教習所を舞台にした。
PR動画はYoutubeチャンネルのほか、特設サイトでも公開している。