東京都立川市と昭島市にまたがる「国営昭和記念公園」は3月22日より、入園料金のキャッシュレス決済運用を開始した。

  • 川と草木の景色が良いスポットがたくさんあり、写真を撮る人も多い「国営昭和記念公園」

すべての窓口・券売機でキャッシュレス決済を導入、SuicaやPASMO・楽天Edy・iDといった電子マネーや、クレジットカード、PayPayなどのバーコード決済での入園が可能となる(窓口での電子マネーは6月から、券売機でのPayPay使用は5月から)。入園料は、大人(15歳以上)450円、小人(小・中学生)無料、シルバー(65歳以上)210円。

複数ある入口のうち、立川口・西立川口・砂川口の3ゲートには自動ゲートが導入され、ICカードで電車の改札口のようにタッチで入園することができる。そこで今回は、キャッシュレスのみで昭和記念公園を楽しんでみた。

いざ公園へ

電車で立川駅まで行き、徒歩で昭和記念公園まで向かった。この場合最も近いルートは立川駅北口から徒歩7分ほどの場所にある「あけぼの口」だ。

  • 立川駅からは「あけぼの口」が一番近く、徒歩7分ほど

  • キャッシュレスに対応したことが看板で告知されていた

道なりに5分ほど進んでいくと、「立川口」にたどりつく。

  • キャッシュレス決済での入園なら混雑するチケット売り場に並ばなくても良い

これまでであれば、チケット売り場で入園券を購入する必要があったが、キャッシュレスでの入園が可能となったため、そのまま入園ゲートに進める。

  • 今回はモバイルPASMOで入園! 改札を通るようにスムーズ

見た目は電車の改札のようなゲートがあり、モバイルPASMOをかざすとそのまま入園することができた。いちいち入園チケットを購入するために並ぶ必要もなく、スムーズに流れるように入園できるのはノンストレス!

四季折々の花を楽しめる園内

4月上旬ということもあり、園内には数多くの花が見ごろを迎えていた。昭和記念公園のホームページでは、桜やチューリップの開花情報を随時更新しており、お目当ての花を見るために訪れる人も多い。

  • 入場してすぐ花壇と噴水が目の前に広がる

  • 季節ごとに様々な花や、秋には紅葉も楽しめる

特に桜の時期にはお花見をするために訪れる人も多く、園内ではビールや軽食なども販売されており、ベンチも多く設置されているので、桜を楽しみながら家族や友人と楽しめるのが良い。

  • 桜の時期には複数の桜を楽しむことができる

売店・軽食もバリエーション豊か

至るところに売店があり、それぞれ売られているものが異なる。お団子やホットドッグ、ケバブやポテトフライからノンアルコールカクテルまで様々で、キャッシュレスに対応しているところも多い。

  • そそられるビジュアルのお団子屋さんも!

  • 花木園売店では様々なドリンクが売られているが、こちらもキャッシュレス対応!

花木園売店で「ネモフィラブルーソーダ」をキャッシュレスで購入。スマートフォンひとつで身軽に園内を散策できるのは良い! 見た目だけでなく、味も爽やかな甘味が春にぴったり。花を背景に記念撮影を楽しむことができた。

  • 「ネモフィラブルーソーダ」(650円)

子どもが喜ぶ遊具も充実

さらに、「わんぱくゆうぐ」コーナーや巨大なトランポリンが楽しめる「こどもの森」など、子連れファミリーが楽しめる設備も充実している。特に昭和記念公園全体の道幅が広くなだらかな傾斜のため、ベビーカーでも移動がしやすいことも好評なポイントのようだ。

  • 「わんぱくゆうぐ」コーナー。子連れファミリーは1日中楽しめそう

「みんなの原っぱ」ではレジャーシートを敷いたり、用意されているベンチに座ったりと各々自由に過ごすことができる。寝そべるのもスポーツをするのもダンスをするのも自由! 中央にはシンボルでもある「大ケヤキ」がある。

  • 東京ドーム2つ分もの広さがある「みんなの原っぱ」

園内には謎のアート作品や「映える」フォトスポットがさりげなく用意されているので、見つけてみるのも楽しい。

  • 園内には様々なフォトスポットがさりげなく用意されている

駐車場は立川口・西立川口・砂川口すべて合わせて2,531台(普通車)/93台(大型車)ある。家族や友人とクルマで出かけるのも良いし、電車で立川駅からのアクセスも良い。春のおでかけにキャッシュレスで昭和記念公園を楽しんでみてはいかがだろうか。