iOSに標準装備のマップアプリをイジっていたら、地図上に赤いピンと「ドロップされたピン」の文字が。操作ミスでピンを立ててしまった経験、誰しもあるのではないでしょうか。ミスはミスとしても、この際使いかたを覚えうまく活用したいですね。
この「ピン」は、マップアプリで目的地とする場所に立てる目印です。住所や郵便番号で検索するか、地図上の任意の位置を長押しすれば地図上に追加され、新しいピンを用意するか手動削除するまでその場に立ち続けます。地図上に存在できるピンは1つだけ、新しいピンを立てると古いものは自動的に消えます。
ピンを立てれば、そこを目的地とした現在地からのルート案内が可能になります。繰り返し使いたい場合は、ピンを「よく使う項目」に登録することもできます。友人・知人に共有すれば、待ち合わせ場所の連絡にも使えます。マップアプリにおける活動の手がかり、はじめの一歩と考えればいいでしょう。
なお、検索によりピンを立てる場合、できるだけ具体的な住所/ランドマークを入力する必要があります。「東京都千代田区」などと検索してもルート案内を開始することはできますが(役所が目的地となります)、ピンは立ちません。
もうひとつのピンの立てかたは、地図上を長押しすることです。その場合ピンは「ドロップされたピン」という名称となり、ピンが立つ地点の住所が自動検出されて画面に表示されます。この機能を応用すれば、任意地点の住所を調べる目的にも役立ちます。
なお、かつてのマップアプリでは、「ドロップされたピン」は紫色で表示されていました。iOS 15の現在、検索/長押しによるドロップどちらの方法を利用しても、地図に追加されるピンは赤で表示されます。