エプソングループのエプソンダイレクトは5日、Windows 10 IoT Enterprise LTSC (Windows Embedded OS)を搭載した10.1型タブレット「Endeavor JT50」を発売した。オンラインおよびコールセンターにて本日より受注を開始する。価格は110,000円から(カスタマイズに対応)。
Endeavor JT50は、様々な現場でのニーズに応えた新設計によるという10.1型タブレット。店舗のPOSレジや受付・発券端末、バックヤードでのデータ入力など幅広い用途を想定している。OSには組み込み用途向けの端末に適したWindows 10 IoT Enterprise LTSCを標準搭載しており、品質更新プログラムのみが適用されるため固定された環境での長期運用に向いている。あらかじめ設定したアプリのみを使えるようにするロックダウン機能も搭載している。
CPUにはElkhart Lake世代のIntel Pentium / Celeron CPUを採用。メモリは最大8GBまで搭載でき、ストレージはM.2 SSD 512GBまで選択可能だ。モバイルか据え置きかといった用途にあわせ、バッテリーの有無も選択できる。
ほか、オプションで壁掛けや自立スタンドに使えるVESAマウントを備える「マルチジャケット」を装着でき、「ハンドホルダー」や「ショルダーベルト」といった装備品も追加できる。なお、マルチジャケットは、製品本体を覆うソフトなシリコン素材で四隅をカバーし、背面部はハードプラスチック素材を採用した2層構造となっており、120cmからの落下でも本体を保護する。
本体サイズは約W261.0×D175.0×H11.5mm、重量は約700g(バッテリー含む)。ディスプレイは10.1型WXGA(1280×800ドット)グレア液晶で、視野角は垂直160°水平160°、静電容量方式による10点マルチタッチに対応。ほか、無線LAN/BluetoothやUSB出入力、SDカードリーダー、GPS/ジャイロ/地磁気/加速度/照度センサー、前後カメラなどを搭載。