スキージャンプ男子で北京五輪個人ノーマルヒル金メダル、個人ラージヒル銀メダルの小林陵侑と、小林の師匠でソチ五輪ノーマルヒル個人銀メダルの葛西紀明が4日、都内で行われた映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』公開直前イベントに登壇した。
「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」全10作で興行収入が1000億円を突破するなど、国内洋画シリーズ映画興行成績でもNo.1の成績を誇る魔法ワールドシリーズ。最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では、ダンブルドアの秘密が明かされる。
葛西と小林は、“偉大なる魔法使いダンブルドア先生と愛弟子ニュート”を彷彿させる関係であり、さらに2人が“『ハリー・ポッター』魔法ワールド”好きということでイベントが実現した。小林は北京五輪以降初のイベント登壇であり、2人そろってのイベント登壇は初めて。
2人とも映画のイベントも初めて。イベントの前に2人そろって本作を鑑賞し、葛西は「1、2よりも内容が濃く、正義だったり、愛だったり、師弟関係だったり、そういった絆をより感じた」と感想を述べ、「いや~言いたいっすね!」とウズウズ。小林は「『ハリー・ポッター』の世界がちょっと絡んでいるのも見えて楽しかった。かわいい動物とかたくさん出ていたので面白かったです」と語った。
小林は、北京五輪で金メダルと銀メダルを獲得し、先月にはワールドカップ個人最終戦で2度目の総合優勝を果たした。この結果に「自分でもびっくりしています」と言い、葛西も「僕もびっくりしました。こんないい成績を出してくれると思わなかったので。僕を飛び越えていっちゃったので、教えすぎたかな」と笑った。
北京五輪では、マスコット・ビンドゥンドゥンを胸ポケットに入れる姿が可愛いと話題になった小林。五輪公式ツイッターでは、カンガルーの絵文字とともに写真が紹介され、“カンガルー男”と注目を集めた。
この日のイベントでも、本作に登場するニフラーのぬいぐるみを胸元に収め、ニフラーが持っているように金メダルを身につけ、再び“カンガルー男”に。手には銀メダルと魔法の杖を持ち、撮影に応じた。そして、「金メダル級の作品だと思いますのでぜひ楽しんでください」としっかり映画をアピールした。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日公開。