りんかい線を運行する東京臨海高速鉄道は、「中期経営計画 2022」において、2024年の運行開始に向け、より安全で快適な車内空間を有する新型車両の導入準備を推進すると発表した。

  • りんかい線の現行車両70-000形

東京臨海高速鉄道は、経営目標のひとつに「お客様サービスの向上」を挙げ、安全で快適な車内空間を有する新型車両の導入、バリアフリー施策の強化、周辺まちづくりなどを踏まえた駅改良の検討など、車両と駅施設の利便性・快適性の向上を図り、誰もが利用しやすく快適な移動空間を提供するとしている。

新型車両については、車体幅の拡幅による混雑時の圧迫感の緩和、視認性の高い車内案内表示器や空気清浄機能の搭載、手すり・吊り手の利便性向上など、誰もが使いやすく快適な車内環境を提供するとのこと。全車両への防犯カメラ設置に加え、通話機能を有した非常通報器の搭載により、車内のセキュリティの向上も図る。現行車両と比べて車両床面の高さを50mm低くすることにより、ホームと車両との段差を縮小し、バリアフリーを促進する。