ソフトバンクは4月4日、中山間地域などでの移動型サポート拠点となる「スマホなんでもサポート号」の導入を発表した。4月中旬以降、まずは全国13自治体での運用を予定している。

  • 移動型スマホ教室(画像は実証実験時の車両)

    移動型スマホ教室(画像は実証実験時の車両)

同社は以前から、携帯ショップのない地方でも自治体の施設や公民館などを借りてスマホ教室などを開催している。しかし、公共交通の手薄な中山間地域などでは、そのような施設を借りてもなお高齢者が会場に足を運ぶのは困難というケースもあり、開催にあたっての課題となっていた。

今回導入する「スマホなんでもサポート号」は、ワンボックスカーの車内にモニターやタブレット端末などを搭載。スマホアドバイザーによる「スマホ教室」やカスタマーサポート担当者による情報変更手続き・料金相談などのサービスを遠隔で行う。

各自治体が決める開催日程・場所に合わせて、1日当たり2カ所を巡回する。運用予定の自治体は、北海道安平町/千歳市/苫小牧市、宮城県東松島市、千葉県八街市、群馬県富岡市、岐阜県恵那市、京都府亀岡市、広島県神石高原町/世羅町、愛媛県新居浜市、福岡県飯塚市、熊本県大津町。

  • 「スマホなんでもサポート号」のデザインイメージ

    「スマホなんでもサポート号」のデザインイメージ

  • 車内設備。スマホ教室のほか、情報変更や料金相談も遠隔で受けられる

    車内設備。スマホ教室のほか、情報変更や料金相談も遠隔で受けられる