東京証券取引所は4月4日、市場区分を「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3つに再編し、同日9時から取引を開始した。再編に伴い、旧第一部上場企業で構成されていたTOPIX（東証株価指数）などの株価指数についても見直しが行われている。

東京証券取引所はこれまで「市場第一部」「市場第二部」「マザーズ」に加え、JASDAQの「スタンダード」「グロース」をあわせた5つの区分で証券取引を行っていたが、2022年4月4日から「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3つの市場に再編した。同社は再編の目的として、「上場会社の企業価値を維持向上を積極的に動機づけ、国内外の多様な投資者から高い支持を得られるものとなるよう検討していくことが（中略）重要である」と述べている。

  • 東証が「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」へ再編

なお、東証の再編にあわせて名古屋証券取引所も市場区分を再編し、4月4日から取引を開始している。これまで名証では「市場第一部」「市場第二部」「セントレックス」の3市場で区分されてたが、今日から「プレミア市場」「メイン市場」「ネクスト市場」の3市場へと再編されている。

  • 名証における市場のコンセプト