テレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 Season21』(7日20:00~最終回2時間スペシャル)のライブイベントが31日に配信され、主演の沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、斉藤暁、渡部秀、山本ひかる、石井一彰が登場した。

  • 前列左から風間トオル、内藤剛志、沢口靖子、若村麻由美、後列左から石井一彰、渡部秀、斉藤暁、山本ひかる=テレビ朝日提供

ファンと出演者がリアルタイムで交流できる貴重な機会とあって、累計で14万人以上が視聴した同イベント。「初登場シーンを見てみよう!」のコーナーでは、沢口の1999年10月21日の放送初回の写真が映し出され、「やっちゃん(沢口)変わらないね」と内藤が感想を述べる。沢口は「初期のころは、マリコは今よりもハネたキャラだったので、子供に顔に落書きをされたりしていましたね」とコメント。また、土門が関西弁のセリフを話していたことについて、内藤は「評判が悪かった」と笑った。

風間が犯人役での初登場に「しれっと出てましたね(笑)」と懐かしむと、若村は早月の“お土産キャラ”誕生秘話を披露。渡部は甘いものが苦手だったことを告白し、お土産シーンが実はつらかったとカミングアウトした。

「思い出のシーンベストセレクション!」では、沢口が『season12』の権藤刑事(高橋光臣)が殉職する場面を挙げ、「亡くなっている権藤刑事を揺さぶって叫ぶ土門さん……守ってやれなかった自分への怒りが伝わってきたシーンでした」としんみり。内藤も「今見てもグッときますね」と真剣な表情に。沢口は同シーンで「科学捜査はいついかなる時でも冷静でないといけない」とメンバーに説いたセリフが忘れられないと話した。

若村は初登場時のラストシーンから、幼かった娘が『season21』では大学生となっている成長に感動。渡部が選んだおにぎりを食べながらの初登場シーンには、内藤が「かわいい」と目を細めた。山本は和歌山県「アドベンチャーワールド」でのロケの一コマを。沢口は山本、渡部と3人で一泊した撮影であったことを明かし、食事をした際、山本がたくさんおかわりしたエピソードを披露。メンバーの仲の良さが垣間見られる一幕となった。そして石井はマリコからビンタを受けるシーンをチョイス。リハーサルから、かなり力強いビンタを浴び続けたと語り、沢口は「気持ちが入った場面でした」と回顧した。

ファンからの「自分以外の役でやってみたい役は?」との問いに沢口は「(早月風に)まいど~(笑)。私もお菓子を食べたいです」とユーモアたっぷりの回答を。さらに「キャストの中で面白い人は?」という質問に内藤は「いや……この人でしょう」と沢口を指さし、「真面目すぎて、ね。いいことだと思いますよ」とフォローするが、沢口は「皆さんにご迷惑かけています」と笑いを誘った。

締めの言葉では、自分にとっての『科捜研』を「本籍地だと思っています」(内藤)、「私を俳優として育ててくれた作品です」(沢口)と語り、感謝の意を述べたメンバーたち。最後にファンへのメッセージをお願いされた沢口は「ここまでたどり着けたのは愛してくれた視聴者の皆さんのおかげです。本日もあたたかいメッセージをありがとうございました。本当に心に沁みました!」と締めくくった。

キャストらの最終回に向けてのコメントは以下の通り。

沢口:23年分の思いを込めて特別な気持ちで取り組ませていただきました。最終回は史上最大の敵が登場します。張り詰めた難しい複雑なセリフもたくさんあって、ずっと集中して過ごしていました。今、解き放たれた気持ちです。

内藤:あるシーンで、メンバーが今まで一度も言ったことのないセリフを23年分の気持ちを込めて言います。皆さんの心に刻んでほしいと思います。

若村:集大成になったと思います。信頼関係があったマリコと早月ですが、今回はマリコを何とか支えたいとの思いで早月を演じました。普段見られないマリコを見ることになると思いますのでお楽しみに!

風間:長い間、科捜研に通っていたので、それがなくなるのはさみしいですが……最終回は心揺さぶられるシーンがあると思います。

斉藤:まさに、日常に危険があることを教えてくれました。ぜひご覧になってください。

渡部:科捜研チーム、京都府警チームの集大成。現代の大変な世の中とリンクしている部分もあると思いますので、最後まで余すことなく楽しんでください。

山本:亜美ちゃんは、今までなったことのない感情になるのですが、そこにも注目してほしいです。科捜研メンバーからのメッセージを受け取ってください!

石井:強敵が現れて、これまでにない難事件が起こります。一丸となって事件を解決するチームワークやそばに仲間がいるという素敵さが伝わる回となっています。