落語家の桂文珍、お笑いコンビ・かまいたち(山内健司、濱家隆一)が3日、大阪・なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」の千穐楽壱回目公演に出演後、報道陣の取材に応じた。
文珍は「何よりもお客さんがいっぱい来てくれるのは本当にありがたい。こちらが笑いをお届けしているけど、元気を返していただいている。生きていてよかったな、この仕事していてよかったなと思いました」と感慨深げに語り、「110年の半分くらいの55年ほど吉本におさせてもらっています。ありがたいことやなと思っています。これからもサスティナブルな笑いの世界を文化として維持できるようにやっていきたい」と力を込めた。
濱家は10年前の「伝説の一日」からの変化に言及。「100周年のときは僕らが目当てという方がほとんどゼロだった」と振り返ってから、「『おー!』みたいのはうれしいなと。この10年で変わったのかなと」と今年の観客の反応を喜んだ。山内は「吉本を支えているという自覚を持って出ました」と胸を張り、濱家が「大きく出たな!」とツッコんだ。
4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業は、日頃の感謝の気持ちを込めて、なんばグランド花月にて創業110周年特別公演「伝説の一日」を4月2日、3日に開催。110年間“笑い”を発信し続けてきた同社が、“オールよしもと”豪華ラインナップで、伝統の「笑い」と最新の「笑い」を届ける。同公演のオンライン配信チケットは4月10日まで販売(視聴は4月11日12時まで可能)。