NEXERが運営する日本トレンドリサーチは3月31日、「推し活に関するアンケート」を発表した。同調査は3月2日~28日、全国の男女1,200名を対象に、インターネットで実施した。
自身が「推し活」をしているか尋ねたところ、22.5%が「現在している」と回答した。8.6%は「以前していた」と答えており、合わせると31.1%が「推し活」をした経験があることがわかった。
「以前はしていた」と回答した人に、推し活をやめた理由を自由回答で尋ねたところ、「熱が冷めたから」「年とともに興味が薄くなりました」「時間とお金がなくなった」「バンドの解散。そしてその付近での自分の結婚、出産」「作品の方向性が自分に合わなくなった」などの声が寄せられた。中には「コロナウイルスによる生活の変化」を挙げた人もいた。
推し活を「したことはない」と回答した人に「推し活」をしてみたいか聞くと、87.4%は「思わない」、12.6%が「思う」と答えた。
「推し活をしてみたいと思わない」と答えた人にその理由を尋ねると、「面倒に感じる」「興味がないしお金がかかる」「疲れそう」「時間がない。育児・家事・仕事でいっぱいいっぱい」「すぐに飽きてしまうと思うから」などの声が寄せられた。
「推し活してみたいと思う」と答えた人の理由は「夢中になれるものが欲しいから」「応援するだけでも元気がわいてくると思うから」「興味をもつことは人生を豊かにしてくれそう」「同じ趣味の人と知り合えそうだから」「経済を回せるから」などだった。
推し活を「している」「以前していた」と回答した人に、1カ月あたりの「推し活」にかける(かけていた)費用を尋ねたところ、「毎月1万円未満」(68.4%)が最も多かった。次いで「毎月1万円~2万円」(16.9%)、「毎月2万円~3万円」(9.7%)となっている。中には「毎月10万円以上」という人もいた。
「推し活」ではどのようなことをやっている(やっていた)か尋ねると、66.8%が「推しのグッズを買う」と答えた。49.3%は「推しが出ている番組や雑誌などを購入する」、42.6%が「推しの出演する舞台やイベントなどに行く」と答えている。その他の意見としては、「YouTubeやVLIVEなどで推しの動画を見る」「ファン動画を作って応援」「投げ銭」などもあった。
「推し活をする上でのマナー」について自由回答で答えてもらったところ、「常識を守り、他人に迷惑をかけないようにする」「ルールを守る」「誹謗中傷をしないことはもちろん、誰かがしていたら軽く注意している」「転売されたチケットは買わない」「自分が楽しむのが一番。人に強要しない、人より詳しいとか自慢したりしない」「同居している家族に迷惑がかからない範囲で行うこと」などの声が集まった。