もしも鎌倉時代にサイゼリヤがあったら……? そんな妄想メニューがTwitterで話題になっています。

投稿者は、日本史などのパロディ画像を作る「スエヒロ」さん(@numrock)です。ランチメニューは1食10文、でもなんだかメニューが細かく分かれている様子で……。

「鎌倉時代のサイゼリア」を考えてみました。(@numrockより引用)

  • (@numrockより引用)

サイゼリヤで見たことがありそうな緑色のランチメニューは、「身分によって選べる!」そう。同じ10文でも、貴族は「釜で焚いた姫飯とお魚の干物セット」や「やわらかおかゆとお漬物」。セットにお水と山菜サラダが付いてきます。「姫飯(ひめいい)」はやわらかく炊いたご飯で、現代の普通のご飯にあたるものだそう。

武士は「梅干し入りの京都風強飯」や「ジューシー猪肉と強飯」「ふっくら屯食と沢庵」。「強飯(こわめし)」は米を蒸したご飯で、今でいうところの「おこわ」に近いものです。「屯食(とんじき)」はおにぎりでしょうか。

そして庶民はお米でなく麦飯。「あったか麦飯と大根汁」「あったか麦飯と沢庵」」「あったか麦飯」の3メニューから選べます。なおどのセットも山菜サラダはついていません。身分の差がはっきりしている!

このツイートに、7.4万件のいいね、1.3万件のリツイートと多くの反響が寄せられています。

「うわぁ、、リアルにあったら行きたい、」「大根汁美味しそう(小並感)」と「行ってみたい」という声もありつつ、細かいところまで作り込まれたメニューに「貴族と庶民で値段一緒なのツラい」「飢饉で提供中止はやむを得ない……」と読み込む方も。

またリプライ欄や引用リツイートでは「すみません、駐馬場はどこですか?」「店内での斬り合い、名乗り合い等の敵対行為はご遠慮下さい。改易等の処分が下る場合がございます。なお、お残しはゆるしまへんで~!」「今日は給料日だからあったか麦飯と大根汁の麦飯大盛り頼んじゃおっかな!」「干飯のテイクアウトやってる?」と「鎌倉時代のサイゼ」ごっこも勃発。「鎌倉時代版、間違い探しもお願いします」「んで、4曲くらいの雅楽がエンドレスリピート」と、サイゼリヤあるあるも寄せられています。お子様メニューの間違い探し、難しいですよね。

基本はお米や麦飯が中心のこのメニュー、「こうして見ると現代の日本て食が本当に豊かですね。私の様な一般庶民でも贅沢に迷える」猪肉に麦飯とか普通に美味いぞ。これはいい仕事」「現代の水準と比べると接種カロリーが低すぎて……」と現代の食事と比較してみるのも楽しいかもしれません。

なお、スエヒロさんはこれまでも「戦国時代のファーストフード店」「水戸光圀のインスタ匂わせ投稿」「古代エジプトの学習雑誌」など歴史のパロディ画像を投稿されています。妄想を膨らませつつ、わからないことを調べたら勉強になりそうなツイートばかりです。