NTTドコモは3月31日、バーチャル空間でユーザー同士がやりとりできるサービス「XR World」を発表した。「マルチデバイス型メタバース」とうたっており、スマートフォンやタブレット、PCから、Webブラウザを通じて手軽にアクセスできることが特徴。

提供開始日は3月31日。料金は、一部コンテンツを除き無料。有料コンテンツを体験するにはdアカウントでのログインが必要となる。

  • XR World。2022年3月31日にオープンした

XR Worldは、ユーザーがアバターを通じてコミュニケーションを取りながら、音楽・アニメ・ダンスなどのエンタメコンテンツから、スポーツ・教育・観光といった幅広いジャンルまで幅広いコンテンツを楽しめるサービス。サービス開始当初は音楽ジャンルを提供し、その後ジャンルを拡張していくという。

  • アバターイメージ

機能面では、ボイスチャット、テキストチャット、アバターのエモート(リアクション)、音楽ライブ映像/PVの視聴、アーティストの楽曲試聴などを予定。このうち、音楽ライブ映像/PVの視聴に関しては、有料コンテンツも用意される。

今後は、アバターのカスタマイズ機能や、趣味嗜好が合うユーザー同士が集まり、共通の話題で盛り上がれる機能も提供したいとする。

対応デバイスはスマートフォンやタブレット、PCで、Webブラウザ経由でアクセスできる。ユーザーはdアカウントでログインして遊ぶか、ゲストとしてログインなしで遊ぶかを選択可能。将来的には、ヘッドマウントディスプレイを使った360度没入体験も想定する。

推奨環境は、スマートフォンおよびタブレットがAndroid 10以降、メモリ8GB以上。PCはWindows 10 / 11、CPUが第6世代Core i3 6300以降、メモリ8GB以上。推奨ブラウザはGoogle Chrome 最新バージョン。

iPhone(iOS)の対応についてドコモに確認したところ、推奨環境であればサービスが問題なく動作する可能性が高いが、iOSも含め推奨環境以外では、動作する場合もしない場合もある(動作未確認)とのことだった。また、推奨環境であっても、使用端末の状況や通信環境などによって、正しく動作しない場合があるとしている。