青山商事は、洋服の青山とNewsPicksユーザーの共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」において、就職活動中の学生(以下、就活生)の服装をテーマにした「#きがえよう就活」プロジェクトを開始した。協力パートナーとして、若者世代の声を社会に届けるソーシャルプロジェクト「学校総選挙プロジェクト」(CCC マーケティング)を迎え、関連するティザーサイトを3月31日にオープンするとともに、プロジェクトのミッションに賛同し一緒に活動する企業の募集も行っている。

シン・シゴト服ラボでは、2021年10月~2022年3月にかけて就活生3204名と企業の人事担当者63名にアンケートを実施、就活時における服装について企業側が提示する「服装自由」という表現について『服選びに困ったことがある』と回答した就活生は 88.2%。一方で、「服装自由」で就活生が服選びに困っていると認識している企業の人事担当者側は77.8%となった。このことから、就活生が就活時の服装について悩んでいることを企業側が認識している現状が明らかとなった。

また前述の「服装自由」で服選びに困ったことのある就活生と、就活生が服選びに困っていると認識している人事担当者の結果の他に、「就活の際の『服装自由』という言葉には一定のマナーや常識の中での服装選びが必要だと思うか」という問いについては、就活生の94.4%が「そう思う」と回答したのに対し、人事担当者の 63.5%は文字通りの解釈で「自由な服装で面接を受けて構わない」と回答している。

また、就活時の服装に関する経験談として、「服装で悩むより会社で悩みたい」や「自分らしさを出してほしいというわりには、人と違うと嫌な雰囲気になるのは変だなと感じる」などの声が寄せられ、企業側が募集要項に記載する服装規定は就活生にとって就活時における悩みとなっていることがわかる。

学校総選挙プロジェクトが実施した調査においても、就活のマナーで困ったこととして「『服装自由』と案内されても、会社によって基準が異なること」が最も多く、48.5%にのぼった。

このような課題を受け、共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」は、就活生の服装における課題解決を目的に「#きがえよう就活」プロジェクトを開始するという。就活の際の服装を「これ“が”いい」と選ぶことのできる社会を目指して、さまざまな業種の賛同企業と共に特設サイトにて情報を発信し、活動していく。

また「洋服の青山」を運営する青山商事は、同プロジェクト開始にあたり、「当社は毎年多くの学生にもご来店いただき、就活時に着用する服装のひとつであるリクルートスーツを主に提案してきました。働き方の選択肢が増え、価値観が多様化する昨今、時代にフィットした新しい就活スタイルを提案することが重要であると考えます。当社は、ただでさえ悩みの多い就活生が抱える就活時の服装の悩みに真摯に向き合うことで社会的責任を果たしていきたいと考えています」とコメントを寄せている。