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【この記事のエキスパート】
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター:瀧本 真奈美
株式会社クラシングR 代表取締役
化粧品会社勤務、看護師を経て転職。
整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。
出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。
専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。
SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。
腰痛向けのマットレスを選ぶ際は、硬さの目安・自分の寝る体勢を知って選ぶことが大切。本記事では、そんなマットレスの選び方と、腰の痛みにお悩みの方におすすめな使いやすいマットレスをご紹介。ぜひ参考にしてくださいね。
腰痛の原因となるマットレスとは
就寝中や寝起きに腰が痛いと感じるのは、寝ている間に腰に負担がかかっていたり、同じ姿勢で寝ている時間が長いことなどが原因です。具体的には以下のようなマットレスが考えられます。
●硬すぎるマットレス
→体圧分散ができなくて、特定の部位に負担がかかる
●柔らかすぎるマットレス
→お尻や腰が沈み、寝返りが打ちづらい(寝返りはできるが腰に負担がかかる)
●へたりのあるマットレス
→へたりのある部分だけ体が沈みこみ、最適な睡眠姿勢が保てない
同じマットレスでも寝る方の体重や体型によりマットレスが合う・合わないは変わってくることを知っておきましょう。
■大切なのは、自分の身体に合うマットレスを選ぶこと
腰痛対策としてマットレスを活用するなら、使う方の体型や目的にあったマットレスを選んでいくことが大事です。
体にあったマットレスのメリットは、大きく2つです。
●寝返りがしやすくなる
→長時間同じ姿勢で眠ることがなくなり、特定の部位への偏った負荷が減らせる
●最適な睡眠姿勢が確保できる
→体圧が分散されて体全体が支えられるので、腰にかかる負担が減らせる
合わないマットレスは腰痛改善どころか悪化させてしまうこともあるので、マットレスを選ぶポイントをしっかり確認しておきましょう。
腰痛向けにおすすめなのは「高反発マットレス」
腰痛対策向けにマットレスを考えているなら、高反発マットレスがおすすめです。寝返りのしやすさと最適な睡眠姿勢の確保が大事なので、高反発素材を使ったものや反発力の高い少し堅めのマットレスを選ぶようにしましょう。
高反発マットレスなら睡眠時にかかる体圧をバランスよく分散し、腰への負担が軽減できるだけでなく、最適な睡眠姿勢で寝返りもしやすくなります。
■硬さの表記(N)と寝る姿勢|身体に負担をかけないために
高反発マットレスの硬さの表記は「N(ニュートン)」で表されます。消費者庁のHPによると、下記のように表記されています。
出典:消費者庁 公式HP『4.硬さ』より
一般的には「110ニュートン(11重量kg)以上」のマットレスが高反発マットレスに分類され、150ニュートン、180ニュートン、200ニュートンと様々な商品があります。
しかし商品を選ぶ際は、実際にマットレスに寝てみることをおすすめします。同じ体重・同じ体型・同じ硬さでも、寝る体勢や寝相のクセ次第では身体に合わないことはたくさんあるからです。
寝る体勢で一番理想的なのは、
「仰向けで寝た際に背骨がS字カーブを描く体勢」と、
「横向きで寝た際に背骨が一直線になる体勢」
です。
上記画像のような体勢になり、なおかつ快適な寝心地になるマットレスが理想。
150N(ニュートン)を基準に店舗で実際に寝てみて、寝ている体勢と心地よさのバランスを考えながら、柔らかくしたり硬くしたりして微調整していきましょう。
腰痛に悩む方が使いやすいマットレスの選び方
就寝中や寝起きに「腰が痛い」とお悩みの方に向けて、ここからは自分にあったマットレスの選び方を解説していきます。選び方のポイントは下記の4つ。
【1】素材の種類
【2】厚み
【3】耐久性
【4】お手入れのしやすさ
それでは選び方のポイントを一つひとつ紹介していきます。
【1】素材の種類をチェック
マットレスの種類は、マットレスの素材や構造により大きく異なってきます。マットレスに使用されているクッション部分や構造によっては、横になったときの感触が変わるので寝心地にも違いがあります。
マットレスの主流ともなっているのが、「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」です。そのほか、「高密度連続スプリングマットレス」と「ウレタン」「ファイバー」「ラテックス」についても解説します。
コイル
コイルタイプには、いくつかの種類があります。
●ボンネルコイル
ボンネルコイルとは、コイルが連結した構造で体を面で支える構造になっているもの。布団で寝るような寝心地に近く硬めの使用感になります。また、内部がコイルになっているので通気性にすぐれ、比較的安価なものが多いのが特徴です。
●ポケットコイル
ポケットコイルは、コイルひとつひとつがポケットに包まれ独立したつくりになっています。点で体を支えるので体重や体の形に合わせて沈み、包み込むような寝心地で体が痛くならない構造です。体圧分散にもすぐれているので、自然な形の姿勢で腰への負担も少なくなります。
ポケットコイルのマットレスを選ぶときは、コイルの数もチェックしてみるといいですよ。コイル数が多いものは、たくさんの点で支えることになるので体にフィットしやすい傾向にあり、体重を分散させるので腰への負担も軽減できるでしょう。
●高密度連続スプリングマットレス
日本ではフランスベッド社だけが製造と販売のライセンスを持っている、高密度連続スプリングマットレス。1本の鋼線をつないだコイルが高密度で連続した構造です。 高密度のため耐久性にとてもすぐれているのが特徴。
たくさんのコイルが面で体を支えるので、揺れも少なく体にもほどよくフィットし安定した寝心地。かための寝心地が好みの方によいでしょう。
ウレタン
ウレタンマットレスは、名前のとおりウレタン素材で作られたマットレス。バネを使用したスプリングのマットレスとは違い、ウレタンそのもののクッション性で体を支えます。
高反発のものと低反発のものがあり、フィット感や体圧分散性などそれぞれまったく違うものになります。自身の好みのフィット感で選ぶとよいでしょう。
ファイバー
ポリエチレンやポリエステルでできた糸状の樹脂を立体的に張り巡らせたマットレスで、復元性や反発性の高さが特徴。
睡眠中にかかる体圧を分散しあらゆる方向から体を支えてくれます。また通気性や耐久性にも優れています。夏は蒸れにくく冬は暖かいだけでなく、へたりにくいのもファイバーのメリット。水洗いもできるのでカビやダニの心配を減らせます。
ラテックス
天然ゴムを素材につかったマットレス。柔らかい寝心地ですが高反発であるのがラテックスの特徴です。天然ゴムの自然抗菌採用により、ダニやホコリを寄せ付けにくいのもメリット。通気性が高くないこと、重量が重いことがデメリットです。
【2】厚みをチェック
腰痛対策としてのマットレスは、高反発マットレスがおすすめです。高反発マットレスでも就寝中は体が適度に沈みこむので、マットレス単体で寝るか現在使っている寝具の上にのせて寝るかにより、選ぶべきマットレスの厚みが変わってきます。
マットレス単体で寝る場合、厚みが薄すぎると就寝中に体が沈み込み底つき感を感じてしまったり、最適な睡眠姿勢が取れないこともあります。マットレスの性能を活かすなら厚みは10cm以上のものを選ぶのがよいでしょう。
一方で、今使っている寝具(ベッド・マットレス、敷き布団など)の上に重ねて使う場合には、厚みは5cm未満の薄めのマットレスでも大丈夫です。
【3】耐久性をチェック
マットレスがへたると最適な睡眠姿勢の確保が難しくなり、睡眠の質が下がってしまう可能性が高まります。そういった観点からマットレスの耐久性は、マットレス選びの一つのポイントといえるでしょう。
マットレスの耐久性はマットレスの種類ごとに異なりますが、低反発マットレスで3~5年程度、そのほかは概ね5~8年程度が寿命目安となります。
実際には使う人の体重や体型、使い方をはじめ、そもそものマットレスの品質も寿命に影響します。安価で生産されている低品質なマットレスであれば、寿命目安もそれだけ短くなることを覚えておきましょう。
【4】お手入れのしやすさをチェック
就寝時はとても汗をかくので、衛生面もチェックしたいところです。マットレスの通気性としては、「高反発ファイバー素材」を使用したものがすぐれています。洗えるうえにダニやカビにも強く、また重量も比較的軽いので日頃のお手入れもしやすいでしょう。
ボンネルコイルやポケットコイルのマットレスは比較的通気性にすぐれていますが、スプリング以外の中材が使われている場合には、中材の通気性を考慮する必要があります。また、ウレタンマットレスは通気性があまりよくないため、部屋の温度や湿度管理をしっかりおこなうようにしましょう。カビや臭いを防止する機能があるかも要チェックです。
マットレスにとっての大敵は何よりも湿気です。使用後はできるかぎり風通しの良い場所に立てかけるようにするのがベター。重量の軽いマットレスのほうがお手入れはしやすいでしょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
体重に合った反発値のものを選びましょう
腰痛に悩む方のマットレス選びに一番大切なのは、体圧分散です。マットレスがやわらかいと腰部分が沈み、体の重みが腰に負担をかけ続けます。逆にかたくても筋肉疲労などから腰痛が悪化してしまうおそれが。体重に合った反発値のものを選び、自然な寝姿勢を保ちましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)