カシオ計算機から、2022年4月および5月に発売予定となっている新製品が発表された。今回の発表はG-SHOCKとBABY-G。いつものように情報をまとめて実機写真とともにお届けする。
話題のG-SHOCK G-STEEL「GST-B500」など、カタログ写真ではわからない質感をじっくりご覧いただきたい。別途、G-SHOCK MTGシリーズの新作「MTG-B3000」も実機写真で紹介しているので、そちらも一読いただければ幸いだ。
メタルの質感と使いやすさを追求した最薄G-STEEL「GST-B500」
金属の質感とタフネス、高機能をバランスよく搭載した「G-STEEL」のニューモデル「GST-B500」が登場。
小型薄型化をコンセプトに進化を続けるG-STEELの方向性は、今回も健在。モジュール部品の小型化と高密度実装技術により、Bluetoothによるモバイルリンクやソーラー駆動とともにビジネススーツにも収まりの良い使いやすさを両立。ケースサイズは46.6×48.9mmで、薄さはなんとシリーズ最薄の12.6mm。重量もSSバンド込みで143g。
一方、外観はヘアラインを中心とした金属の質感表現が目を引く。ベゼルだけでも5種類の研磨を使い分けており、その輝きは手首でも存在感を放つだろう。また、デザインは従来のG-STEEL各モデルのパーツ形状を上手く採り入れているように見受けられる。G-STEELとしての個性をしっかりと持ちながら、より幅広いシーンで使いやすくまとまったモデルだ。
シルバーのケースとバンドにダイヤルカラー違いの3モデル(各49,500円)と、ケースとバンドにブラックIPを使用したオールブラックモデル(60,500円)、ケースとバンドにゴールドIPを使用したモデル(60,500円)の計5モデルをラインナップ。この豊富なカラーからも、GST-B500は現実的な使いやすさを重視していることがわかる。発売はすべて4月。
G-SHOCK初のペイズリーダイヤル「BLUE PAISLEY」シリーズ
なんと、ダイヤルにペイズリー柄をあしらった「BLUE PAISLEY」シリーズが登場した。
ベースモデルは、電波ソーラーのアナログ針とデジタル表示の「AWG-M100」、スクエアケースで電波時計、Bluetoothによるモバイルリンク機能、タフソーラーを搭載した「GW-B5600」、ビッグケースの「GA-100」、オクタゴンベゼルの「GA-2100」の4機種。
機能性だけでなく、ファッションとして合わせることも強く意識してモデルを選ぶという視点が不可欠なのも、商品性として面白い。メンズだけでなく、レディースファッションとしても注目のアイテムだ。
価格は「AWG-M100SBP-1AJF」が26,400円、「GW-B5600BP-1JF」が23,100円、「GA-100BP-1AJF」が14,850円、「GA-2100BP-1AJF」が14,850円。
GA-2200にもミドルサイズモデルが登場!
ジェンダーレスを意識したG-SHOCKの勢いが止まらない。カーボンコアガードを採用したハイコストパフォーマンスモデル「GA-2200」にも、ケースを小型・薄型化したミドルサイズモデル「GMA-S2200」と「GMA-S2200M」が登場する。
ケースサイズは48.3×45.7mmで、厚さは12.1mm。重量は46g。手首の疲労感なく長時間着用できるのがうれしい。また、ウレタンバンドも穴と穴の間隔が狭く、フィット感を調整しやすくなっている。
今回のコンセプトはアーバンアウトドア。基調となる黒はもちろん、マウンテンパーカーやアノラックなど、春先のファッションに合わせやすいワントーンカラーの計4モデルをラインナップする。
なお「GMA-S2200」と「GMA-S2200M」の違いは、9時位置のインダイヤルリング。「GMA-S2200M」のみメタル素材に蒸着を施している。サイズ以外の機能はベースモデル(GA-2200)と同様だ。価格はGMA-S2200シリーズが各16,500円、GMA-S2200Mシリーズが各17,600円。4月発売。
シンプルでフェミニンで高機能なBABY-G「BGA-2900」
ミドルサイズケースのジェンダーレスなG-SHOCKの台頭で、そのポジショニングがあらためて明確化されたように感じる「BABY-G」。そのもっともわかりやすい例のひとつが「BGA-2900」だ。
ベーシックでシンプルな独自のラウンドケース。また、耐衝撃構造や10気圧防水、マルチバンド6対応電波時計、ワールドタイム、タフソーラーなど、機能面でも十分なスペックを持つ。
今回は、春の装いにも合わせやすいブラック、ネイビー、ホワイトの3色をラインナップ。カジュアルはもちろん、就活やビジネスシーンでのいわゆる「キレイめ」ファッションにも対応できるクレバーなアイテムだ。価格は各26,300円で、4月発売。
アウトドアシーズンに向けたBABY-G
明るく元気なアウトドアテイストのBABY-G「BGA-310」が登場。今回はペールブルー、ネイビー、コットンベージュ、コーラルピンク、そしてブラック、ホワイトの計6色を一挙ラインナップ。ラグ部分の可動域が広く、腕なじみが良いのも特長だ。
ブラック、ペールブルー、ネイビーの3モデルはクロスバンド仕様。このバンド素材には、自然環境へ配慮したペットボトルの再生材が使われている。そのほかのモデルはウレタンバンド仕様。ケースサイズは46.1×41.8mm、厚さは13.9mm。重さはクロスバンド仕様が38g、ウレタンバンド仕様のモデルでも41gと非常に軽い。
駆動は電池式で、電池交換までの寿命は約3年。耐衝撃構造や10気圧防水、キャンプなどでの使用を想定した2つのLEDライトなどを装備する。ちなみにケースの6時位置には、ライト機能をぐっと使いやすくする専用ボタンを配置している。
価格はクロスバンド仕様のモデルが17,600円、ウレタンバンド仕様のモデルが16,500円。ブラックとホワイトの2モデルのみ5月発売で、そのほかの4モデルは4月発売。