速達で封筒を送るときの書き方を知らないという方も多いのではないでしょうか。急いで郵便物を送るときに書き方を調べる時間を省くためにも、事前に確認しておきたいところです。
本記事では、速達で封筒を送る際の正しい書き方を、くわしく解説していきます。速達封筒を送る料金や、速達と併用できるオプションサービスなども紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
速達郵便の封筒の書き方
速達で封筒を送るときの書き方は、基本的に一般的な郵便と変わりません。表面には宛名と送り先の住所を書きます。裏面には、差出人の住所と名前を記入しましょう。
速達表示の方法
速達で封筒を送る場合は、通常の郵便と混同されないように、封筒の右上部に赤い線を引きます。
横書きの場合は、封筒の右側の下半分ほどの箇所に赤線を引きましょう。
赤い線が引いてあれば、「速達」のスタンプや手書きの「速達」の文字などはなくても構いません。赤線の太さや長さに決まりはありませんが、細い線を1本引いただけではわかりにくいので、サインペンを使うようにしましょう。
速達封筒を送る際の料金
速達の封筒を送る際には、郵便物の重さによって基本料金に下記の金額が加算されます。
重さ | 料金 |
250gまで | 260円 |
1kgまで | 350円 |
4kgまで | 600円 |
たとえば、25gまでの定形郵便物を速達で送る場合の料金は、基本料金84円+速達料金260円=344円となります。
ゆうメールを速達で送るときの料金は、下記のとおりです。
重さ | 料金 |
1kgまで | 330円 |
速達を利用できるサービス
速達を利用できるサービスは、下記の2種類です。
- 郵便物
- ゆうメール
それぞれ、くわしく解説します。
郵便物
速達を利用できる郵便物は、次の4種類です。
1.第一種郵便物
第一種郵便物とは、定形郵便や定形外郵便のことです。定形郵便は、最大で「長辺23.5cm×短辺12cm×厚さ1cm」までの郵便物を指します。重さは50g以内です。
定形外郵便は、規格内と規格外に別れます。規格内とは「長辺34cm×短辺25cm×厚さ3cmまで」のことです。重さは1kg以内となります。規格外として扱われるのは、「長辺34cm以上60cm以内、短辺25cm以上、縦+横+厚さの合計が90cm以内で重さが4kg以内」の郵便物となります。
2.第二種郵便物
第二種郵便物とは、一般的なハガキを指します。
3.第三種郵便物
第三種郵便物とは、雑誌などの定期刊行物です。
4.第四種郵便物
第四種郵便物には、次のようなものが該当します。
- 通信教育用郵便物
- 点字郵便物
- 植物種子等郵便物
- 学術刊行物郵便物
ゆうメール
ゆうメールとは、冊子にした1kgまでの印刷物やCD、DVDなどを届けられるサービスです。大きさは「長さ34cm以下、幅25cm以下、厚さ3cm以下」となります。
速達と合わせて利用できるオプションサービス
速達と合わせて利用できる主なオプションサービスには、次の6種類があります。
・書留
引き受けから配達までの過程を記録してくれるサービスです。郵便物などの破損や不達が生じた場合は、損害要償額の範囲内で実損額が賠償されます。大切な郵便物を送るときに利用すると安心です。
・特定記録
郵便物やゆうメールの引き受けを記録してくれるサービスです。納品書や請求書などを送付するときに役立ちます。
・代金引換
集金業務を代行してくれるサービスです。集金したお金は、国内金融機関の口座に送金してもらえます。
・引受時刻証明
一般書留にした郵便物や荷物の引受時刻を証明するサービスです。
・配達証明
書留にした郵便物や荷物の配達を証明してくれるサービスです。配達の事実を記録として残したいときに利用するといいでしょう。
・内容証明
一般書留郵便物の内容文書を証明してくれるサービスです。「いつ、どのような内容の文書が、誰から誰宛てに差し出されたのか」を日本郵便が証明してくれます。
速達を出す際の注意点
郵便物を速達で送るときの主な注意点を2つ確認しておきましょう。
配送料金が不足しないようにする
速達で郵便物を送る場合は、基本料金のほかに速達料金がかかるため、料金が不足しないように注意しましょう。
急いで出した速達郵便物も、料金が不足していては相手に届きません。届いた場合は、受取人が不足額を支払うことになります。いずれにしても相手に迷惑がかかるので、料金がわからないときは郵便局の窓口で手続きをする方が安心です。
収集時間を事前に確認する
速達をポストに投函する前に、収集時間を確認しておきましょう。その日最後の収集に間に合わなければ翌日の扱いになるため、届いて欲しい日に間に合わなくなる可能性があります。
速達封筒の書き方は難しくない!
速達で送る封筒の書き方は、一般的な郵便と変わりません。ただし、速達であることを示す赤線を引く必要があるので忘れないようにしましょう。
速達で送れる郵便物の種類は多いので、さまざまなシーンで役立つはずです。併用できるオプションサービスと合わせれば、活用の幅がさらに広がります。