中古スマホの販売や買い取りを手がけるニューズドテック(旧携帯市場)が、故障前の交換サービスを付帯した中古スマホ「NewsedPhone」(ニューズドフォン)の販売を開始した。販売する中古スマホに、バッテリーやパネルなどの状態を診断するアプリを導入し、不具合やバッテリー残量減を検知した場合は故障する前に良品に交換できる。スマホが完全に使えなくなる前に代替機が届くため、修理などでスマホが手元にない状態を回避できる。ニューズドフォンは、中古スマホの販売時に有料のサブスクリプションサービスとして提供する。

  • ニューズドテックが、故障前の交換サービスを付帯した中古スマホ「NewsedPhone」(ニューズドフォン)の販売を開始。写真は、ニューズドテックがスポンサードしている女子カーリングチーム「フォルティウス」のメンバー

ニューズドフォンは、「中古スマホはいつ故障するか分からないので、手を出すのが怖い」「中古スマホはバッテリーがへたってそう」「中古スマホは保証がないのがイヤ」という声を受けて発案した中古スマホ。

販売するすべての中古スマホに独自の診断アプリ「スマホカルテ」をインストールし、パネルやカメラなどに不具合がないかを簡単な作業で検出できる(バッテリー残量チェックはAndroid版のみ)。不具合が検出された場合、同等機種への交換を申請できる。交換時は、代替機がまず送付されるので、手元にスマホがない状態を回避できる。診断アプリはユーザー自身が定期的に実行する必要がある。診断アプリは5月以降に一般へも提供する予定(一部機能は有料)。

  • 独自の診断アプリ「スマホカルテ」。5月をメドに、App StoreやGoogle Playで公開する予定とのこと

費用は、購入時に初回登録料が3,300円かかり、さらに月額費用が必要となる。月額費用は端末代金に応じて変動し、端末代金が20,000円の場合は月額800円。端末を交換する際はさらに自己負担金が発生し、利用開始から12カ月以内の交換は19,200円、13~24カ月以内の交換は9,600円を負担する必要がある(いずれも端末代金が20,000円の場合)。利用開始から25カ月以上経った場合、自己負担金0円で端末を交換できる。

毎月の月額費用と交換時の自己負担金は高めだが、「ショップに不具合の相談や修理の依頼をする手間をかけず、常に手元にスマホがある状態にしたい」と考える人に向くサービスとなりそうだ。