ソニーネットワークコミュニケーションズは3月30日、提供する高速光回線サービス「NURO光」が実施した「通信回線が業務効率に与える影響、その損失に関する調査」の結果を発表した。
同調査は、週1度以上在宅勤務で自宅のインターネットを使う男女20~50代の500名を対象に実施したもの。
「普段、自宅の通信環境にストレスを感じたことがあるか」を聞いたところ、「強いストレスがある」「ややストレスを感じたことがある」と回答した人は49.6%となった。およそ2人に1人は自宅の通信環境にストレスを感じているという結果が明らかになった。
加えて、インターネット回線状況が良い場合のリモートワーク時と比べ、インターネット回線状況が悪い場合のリモートワーク時の仕事の生産性が下がったと感じたことはあるか」という問いに対しては、52%が「ある」と回答した。
「インターネット回線状況が良い場合のリモートワーク時の仕事の生産性を100%とした場合、インターネット回線状況が悪い場合のリモートワーク時の生産性は何%か」を聞いたところ、平均「60.9%」という回答が得られた。
同社はこうした通信環境の問題による作業効率の低下をもとに、社員数が100人と仮定した場合の1企業当たりの損失を算出。その結果、全社員が平均約60%の割合で在宅勤務を行う場合、年間で約1.3億円の損失が生まれる可能性があると指摘している。
1.3億円の計算式は、平均年収(539.3万円)×生産効率の低下率(39.1%)×平均在宅勤務率(64%)×社員数(100名)=134,954,432円とのことだ。