リ・カレントは3月29日、「人材育成に関する意識調査」を発表した。調査は2021年10月、東京都の企業内で育成に関わる20~60代1,022人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「職場の部下・後輩に『もっと成長してほしい』と感じることはありますか」と聞くと、「強く感じる」(30.7%)、「たまに感じる」(53.5%)、「あまり感じない」(14.0%)、「まったく感じない」(1.8%)だった。
また、成長してほしいと感じると答えた回答者に「具体的に成長を期待する領域」を聞くと、上位2つは「業務スキル・知識が足りない」(49.2%)、「自分の役割を意識して働いてほしい」(42.2%)だった。
次に、「職場での、育成に関するサポート・支援制度に満足していますか」と聞いたところ、「満足している」(7.4%)、「ほぼ満足している」(44.4%)、「やや不満がある」(37.6%)、「不満がある」(10.6%)となっている。
さらに、「育成に関するサポート・支援制度に(やや)不満がある」と答えた回答者に具体的な不足部分を尋ねると、「育成担当者向けの研修の不足」(37.3%)、「新人向けの研修の不足」(36.7%)、「主業務との業務量調整が不十分(忙しすぎる等)」(36%)、「現場での実習制度の不足」(31.7%)、などが上位となった。