俳優の小池徹平が29日、都内で行われた主演ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の製作発表に出席し、殺陣パフォーマンスを披露した。
原作は漫画家・和月伸宏氏による人気コミック。これまでに、アニメ、小説、そして、実写映画など様々なメディアで展開されてきたが、今回は原作の中でも特に人気の高い“京都編”を、ミュージカル界のトップランナー・小池修一郎氏が新作として脚本を書き下ろし、日本で唯一の客席が回転する劇場・IHIステージアラウンド東京で上演する。2020年11月より開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況により全公演中止となり、新たに2022年5月17日~6月24日、同会場にて上演される。
製作発表の冒頭で、主人公・緋村剣心役の小池がキレキレの殺陣パフォーマンスを披露。「とても緊張しました。それと同時に、すごく達成感もあり、ワクワクもありという感じです」と心境を明かし、「稽古が始まってまだ間もない状況。まだ本番までには時間がありますし、もっとクオリティの高いもの、皆さんをワクワクさせるようなものがきっとできると思っていますが、今できる自分の中での全力でやったので、すごく気持ちよかったですし、楽しそうだなと思ってくださる方がいらっしゃればいいなと思います」と語った。
また、「激しい殺陣だったり、素敵な音楽だったり、どんな形で融合されてステージアラウンドで『るろうに剣心』が演じられるのか、今から楽しみにしています」と期待。「剣心の格好をして、キャストの皆さんが扮装された姿を見て、ようやく始まるんだなというワクワクもすごいですし、前回のこともあるので予断を許さない状況ではありますが、みんなで素晴らしい『るろうに剣心』を作っていきたいと思います」と力を込めた。
そして、衣装の感想を聞かれると「すごく素敵な色合いのお着物ですし、動きやすい。髪の毛も扱いやすくて、より楽しみが増えた。剣心に集中させてもらえる、気持ちを上げてもらえてうれしい」と声を弾ませた。
製作発表には、宿敵・志々雄真実役の黒羽麻璃央、志々雄一派の十本刀の一人・瀬田宗次郎役の加藤清史郎、剣心の仲間・相楽左之助役の岐洲匠、剣心を支える・神谷薫役の井頭愛海、くノ一の少女・巻町操役の鈴木梨央、志々雄を慕う駒形由美役の伶美うらら、元・新撰組三番隊組長・斎藤一役の山口馬木也、剣心の師匠であり育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎役の加藤和樹、そして小池修一郎氏も出席した。