Snapchatの運営会社であるSnapは3月29日、東京・原宿に日本法人オフィスを開設したことを発表し、日本国内でSnapchatを本格的に展開していくことを明らかにした。

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    Snapchat

Snapchatは、全世界で3億1,900万人のユーザーを持つSNS。投稿が「一定時間後に自動的に消える」という機能を持ち、日常を気軽にシェアできるツールとして、欧米では若年層を中心に人気を集めている。また、「レンズ」と呼ばれるフィルターを中心とした強力なAR機能により、楽しい動画を撮影できる点でも注目を集めている。

  • レンズ

    Snapchatの特徴のひとつである「レンズ」と呼ばれるフィルター

日本でも、さまざまな芸能人がSnapchatのレンズを使った動画をSNSに投稿し、話題になったことがあったものの、ワールドワイドでの普及にくらべて存在感が大きいとは言い難いというのが現状。しかしこのたびの日本オフィス設立から、日本国内での本格的な展開を図るという。2022年は、日本独自のコンテンツやクリエイティブなツールの提供などさまざまな施策を実施予定。前述の「レンズ」制作を通じた大学・専門学校の学生との連携、インフルエンサー「Snap Star」の発掘・育成、日本文化に根差したレンズの開発などを行うとしている。

Snap日本代表の長谷川倫也氏は、「Snapの日本オフィスを設立することができ、とても興奮しています。私たちは、返信のプレッシャーから解放された、自分が一番自分らしくいられるコミュニケーションツールを、皆様に提供したいと考えています。過去数ヶ月でとても強い勢いが見られており、今後の成長が楽しみでなりません」と語っている。

  • 長谷川倫也氏

    Snap日本代表の長谷川倫也氏

なおマイナビニュースでは、今回の日本オフィス開設にあたり、長谷川代表へのインタビューを行った。その内容については当該記事を参照されたい。