俳優の奥野壮が主演を務めるABCテレビのドラマ『恋に無駄口』が(ABC4月17日より毎週日曜23:55～、テレビ朝日4月16日より毎週土曜26:30～※見逃し配信あり)の新たなキャスト、主題歌が28日に発表された。

  • 寺本莉緒

  • 鶴嶋乃愛

  • 大谷凜香

累計200万部の大ヒット作『覆面系ノイズ』の福山リョウコ氏が手掛ける人気コミックを実写ドラマ化。顔だけは良いのに中身が残念な高校2年生の仲良し4人組・仁科(奥野)、葵(藤岡真威人)、シロ(小西詠斗)、マヤ(水沢林太郎)。無形文化遺産代行保存部(通称：無駄部)を立ち上げ、日々くだらないテーマを真面目に検証してSNSに公開している。ある日、「食パンくわえて走って、誰かにぶつかれば、恋に落ちるのか」を検証しようとしたとき4人の「恋の青春」が静かに動き始める。

無駄部の活動に誰よりも積極的なのに鈍感なおバカキャラ・葵は、1歳下の幼馴染・芽李と運命的な再会を果たす。芽李は葵に10年以上片想いしているが、葵は一切気づかない。一途な芽李を演じるのは、舞台出演を重ね、ラジオパーソナリティなど活動の幅を広げながら最近ではテレビドラマにも連続出演している寺本莉緒。寺本は「青春ラブコメの世界は私にとって初めてなので、どのようになるのかとても緊張していますが……。これからキャストの方々と作り上げていく過程一つ一つを全力で楽しんで皆様に素敵な作品をお届けできるよう頑張ります!」と意気込んだ。

「恋」そのものにあまり興味がなく、極度の面倒くさがりで、お菓子とカワイイものをこよなく愛する無駄部きっての不思議キャラ・シロ。シロに急接近するのは、超がつくほど分かりやすいが自覚症状ゼロのツンデレキャラ、生徒会長の詰出麗華(つんで れいか)。校則や規律に厳しい麗華は、なぜかシロだけを特別扱いする。麗華を演じるのは『仮面ライダーゼロワン』でヒロインデビュー以降、モデル・女優として活動し、自身のファッションブランドも立ち上げている鶴嶋乃愛。鶴嶋は「青春を颯爽と駆け抜けていく無駄部とそれぞれのヒロイン達の物語は私も見ているだけで甘酸っぱく、記憶の風が吹き抜ける様なときめきを感じました」と作品の印象を語り、麗華について「物語のとっておきのスパイスに、そしてたくさんの方に愛して頂ける様、大切に演じさせて頂きます」と語った。

成績トップでスポーツ万能、実家は大金持ちで高身長とモテる要素がすべて揃っているのに、女性に敬遠されてしまう残念ボーイのマヤを追いかけるのは、マヤのことを「犬」と呼び、主従関係にある謎の高校生・天音。天音には一切頭が上がらず、すべての命令を守るマヤ。2人は他の人たちには理解できない関係を築く。天音を演じるのは、ファッション誌ニコラのモデルとして活躍し、ホラー映画『牛首村』が話題の大谷凜香。大谷は「私にとって初の青春ラブコメをこの作品で挑戦することになり、とても有難く思います」と感謝し、「無駄部もヒロインたちもとても愛くるしいキャラクターたちで、何気ない日常をギュッと大切にしたくなる青春が詰まっています。そんな原作の素晴らしさを余す事なく届けられるよう、天音なりにまっすぐ全力で挑んでいきます」とコメントを寄せた。

主題歌は、ロックバンドKANA-BOONの新曲「メリーゴーランド」に決定。3月30日にリリースする4年半ぶりのニューアルバム『Honey & Darling』に収録される新曲で、登場人物に優しく寄り添う楽曲となっている。ボーカルギターの谷口鮪は「思い返せば僕の学生時代も無駄ばかりでした。バンドの練習が終わって、だらだら機材を片付けるあの時間。授業なんてそっちのけで、ノートに描いたギターの落書き。手を振るのが名残惜しくて、わざと遠回りした帰り道。無駄部のみんなを見ていると、僕の愛おしい無駄たちを思い出します」と振り返り、「音楽で彼らの青春に参加できることがうれしいです」と喜びをあらわに。続けて「この曲は間奏が無駄に長い。でもそんなところが大好き」とアピールした。

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