ヤフーは3月24日、「Yahoo! MAP」(iOS版、Android版)にて、地図上に新型コロナワクチン小児接種が受けられる接種施設や医療機関が確認できる新機能「小児用 コロナワクチンマップ」を追加した。
厚生労働省は2月下旬より、国内の新型コロナウイルス感染者全体に占める子どもの割合が増加していることを受け、5歳から11歳の子どもを対象にした新型コロナワクチン接種を開始した。しかし、小児用の接種施設・医療機関は大人の接種施設では対応していないケースや、逆に小児用の接種のみしか対応していないところもあり、「接種させたいが、どこでできるのか分からない」という疑問や不安を抱える保護者も多くなっている。
今回提供を開始したサービスは、小児用新型コロナワクチンの接種が受けられる接種会場や医療機関に限定して、地図上で確認できる機能。厚生労働省から公開されている「コロナワクチンナビ」の情報に加え、正確な情報を迅速に掲出するために同社が一部の自治体情報を収集した情報をもとに、全国の市区町村の約4,000接種施設・医療機関の情報掲出をしている(2022年3月23日時点)。
検索を開始するには、「Yahoo! MAP」を起動し、画面下部を引き上げて「小児用 コロナワクチンマップ」のカードをタップする。接種施設や医療機関の場所は、コンビニエンスストアやカフェ、ガソリンスタンドなど目印となるような施設以外の情報が地図上から除かれているので探しやすい。
接種施設・医療機関のピンをタップすると、画面下部に、「施設の名称」、「住所」、「ワクチン種別」、「自治体サイト」ボタン、「施設詳細」ボタン、「ルート検索」ボタンが表示。
接種施設・医療機関までのルートを調べたい場合は「ルート検索」ボタンをタップすると、車・電車・徒歩のルートと所要時間が表示される。
初回にアクセスした際には、小児用新型コロナワクチンの効果と副反応のリスクがある旨も記載。厚生労働省の小児新型コロナワクチン接種に関するサイトのリンクも設置し、正しい知識を持って、接種を判断してもらうようにポップアップで表示している。
今後も厚生労働省が公開する「コロナワクチンナビ」などの情報をもとに内容を順次拡充していく予定。アプリ版のほか、ウェブ版「Yahoo!地図」でも、同様の機能が利用できる。