マイナビは「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を3月24日に発表した。同調査は2月25日~28日、2023年卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生2,435名を対象に、インターネットにて実施した。

  • 2月までの活動状況

2月までの就職活動状況を尋ねたところ、「業界研究」(84.7%)や「企業研究」(86.8%)などの就活準備をした割合は前年よりやや減少した。一方、「大学のキャリアセンターへの相談」(46.0%)や「合同企業説明会への参加」(50.3%)、「リクルーターと会った」(24.7%)は増加。また、「1次面接を受けた」(59.4%)は前年とあまり変わらないが、「最終面接を受けた」(28.8%)は前年より増加した。

先輩と比較して今年の就職活動はどうなると思うか尋ねると、「(かなり+多少)厳しくなる」(36.3%)は前年より大幅に減少。「(かなり+多少)楽になる」(12.6%)もやや増えている。

  • 先輩と比較して今年の就職活動はどうなると思うか

厳しくなると思う理由を尋ねたところ、60.5%が「新型コロナウイルス感染症の流行の影響があるから」と回答した。楽になると思う理由を聞くと、66.2%が「企業がコロナ禍での採用活動に対応してきているから」と答えている。

  • 楽になると思う理由

現時点で就職活動に対し不安がある割合は85.1%で、前年よりやや減少した。不安に思う要因について聞くと「志望企業から内々定をもらえるかどうか」(72.2%)が最も高かった。前年と比べて減った要因は、「企業と直接会う機会の減少」や「企業の採用規模が縮小されるのではないか」だった。

  • 就職活動で不安に思う要因

これまでにインターンシップに参加したか尋ねたところ、91.3%が「参加した」と答えた。2年連続で減少したが、引き続き高い水準を維持している。

  • これまでにインターンシップに参加したか