学生の頃からアルバイトに励んでいる人も多いと思いますが、アルバイトをする理由はひとそれぞれ。生きるため、学費を稼ぐため、お小遣いのため、夢をかなえるため……。

では、もしもこんなアルバイトがあったなら……、みなさんはどうしますか?

イラストレーターの桐谷とうしろうさん(@kiritanitoshiro)が描いた漫画をご覧ください。

定年後タイムマシンのアルバイトをする男やもめの話
(@kiritanitoshiroより引用)

"タイムマシンの試運転のバイト"だなんて、まず、発想が面白いですね。時給2,000円が割に合うのかどうかはさておき、実際やるとなると少々怖いというか、かなり勇気がいることだと思いませんか?

そんなアルバイトに、奥さんを救いたい一心で飛び込んだ男性。戻った30年前というのが、なんと、コロナ禍に東京オリンピックが開催された2021年と同じ設定に。コロナで亡くなってしまった奥さまに未来の薬を届けに戻り、その結果、現代に戻ると奥さまが生きていたというストーリー。

この結末にパラドックスとか難しいことは抜きにして、純粋に「うわぁぁぁ゛゛゛いい漫画じゃぁぁぁ゛゛」「めちゃくちゃ素敵な話や」「ハッピーエンドで良かった」と感動の声が。

また、「目頭が熱くなりました」「タイムマシンで過去に戻って亡くなった大切な人を救いたいと思ってる人はどのくらいいるでしょうね。涙が…」「俺もそのバイトして戻って伝えたい」「本当にあるなら、また『8時だョ! 全員集合』して欲しい」「こんなん、泣いてまう」「涙腺が…」と涙する人が続出。

病気・災害・不慮の事故……。歴史を変えてしまうかもしれない禁断の果実と分かっていても、タイムマシンがあるなら戻って伝えたい! 救いたい! そう思っている人は、想像以上に多くいるのだと感じました。

このようなストーリーを描いたきっかけについて、作者の桐谷とうしろうさんにお話を伺いました。

―― こちらの漫画を思いついたきっかけがあれば教えてください。

きっかけはスタンバイの賞の50年後にあったらいい仕事
みたいなテーマだったと思うのですが、その賞に応募するにあたって描きました。

―― 素敵な漫画だなと思ったのですが、描く際にこだわっているポイントなどあれば教えてください。

こだわりというほどでもないですが、わかりやすく伝わるといいなと思いながら描いてます。

―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。

もともとTwitterで一度掲載したときは全然反響がなかったのに、今回再掲載したところこんなに多くの方に見てもらえて、ただ驚いていると同時に嬉しいです!


定年後の過ごし方、夫婦の絆、タイムマシンの利用目的など考えさせられることが多く詰まった作品でした。みなさんは、どう感じたでしょうか……?