三菱自動車工業は、タイ・バンコクで開催中の「第43回バンコク国際モーターショー2022」(3月22日〜4月3日まで開催)で新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー」を発表した。

  • 「第43回バンコク国際モーターショー2022」にて新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー」を展示

「エクスパンダー」は2017年にインドネシアで発売以来、アセアン、中東、中南米、南アジア、アフリカなどに展開を拡大し、2021年には年間で10万台以上を販売した同社の世界戦略車。大幅改良した新型エクスパンダーは昨年11月にインドネシアへ投入し、今後はタイなどアセアン地域を中心に順次展開していくという。

  • フロントとリヤデザイン、およびインテリアデザインを一新してSUVらしさを高めた

新型エクスパンダーはSUVらしさを強化したスタイリングへと進化。クラストップレベルの最低地上高となる220mmを確保し、悪路走破性を高めた。

インテリアではアームレストやドアトリムにソフトパッドを採用して上質感を高めるとともに、収納スペースを充実させるなど、車内での快適性がより一層、充実しているという。

  • トランスミッションに新たに高効率CVTを採用することで低燃費化しながら、力強い走りを実現

また、トランスミッションには高効率CVTを採用することで、アクセル高開度では多段変速のようなエンジン回転数の制御によって力強くキレのある加速感を実現。アクセル低開度ではCVT特有の滑らかな変速によってエンジン性能を最大限に引き 出し、低燃費と高い静粛性を実現した。

同社副社長の矢田部陽一郎氏は、「今回の新型エクスパンダーはSUVらしいスタイリング、質感の高いインテリア、そして低燃費かつ力強い走りで、すでに販売しているインドネシアで人気を博しており、 タイのお客様にもご好評頂けると思っております」とコメントしている。