27日に開局したBSJapanextを運営するジャパネットブロードキャスティングの田道祐樹社長が同日、取材に応じ、新たな放送局がスタートしての心境などを語った。

ジャパネットブロードキャスティングの田道祐樹社長

正午の開局から約3時間が経過した時点で取材に応じた田道社長は「365日24時間ずっと電波を発信し続けなければいけないという緊張感や責任感はもちろんありますけど、それ以上にディレクターとして優秀な仲間がどんどん加わってくれたり、ジャパネットの強みである通販を生かせる部分もやりながら実感しているので、BSJapanextらしいテレビ局が作れるんじゃないかと思っていて、結構ワクワクした気分が今は強いです」と心境をコメント。

BS局はシニアの視聴者が多い中で、「特に夜10時台は若い視聴層をターゲットにチャレンジして作ったりしているので、幅広く見てくれるとうれしいなと思います」と言うように、22時台は月曜からEXILE MAKIDAI(PKCZ)、アンガールズ、浪川大輔&岡本信彦、OCHA NORMA(Hello! Project)、中山優馬&ジャニーズJr.、バービーといった出演者の番組をラインナップした。

効率的な番組作りを目指すという同局では、ロボットカメラを導入したり、旅番組のロケ先をアプリで視聴者から募集したり、地上波バラエティで見られるような出演者の発言テロップを必要最低限したりと、様々な点で工夫。30分の帯番組では、『キャシー中島のHappyレシピ作ってみて!』(毎週月~金曜12:00~)は担当ディレクターが2人、『健康になりたい、松本明子。』(毎週月~金曜10:30~)では1日8本撮りが実現しているという。

今後については、平日朝8時半から“朝の前向き情報番組”を制作準備中。将来的には「ゆくゆくは局アナと言われる方もいるといいのかなと思っていますが、そこの部分はやりながら考えていこうと思っています」と構想を語った。