ハイセンスジャパンは3月25日、締め切った室内でも換気ができるルームエアコン「Gシリーズ」(5モデル)を発表した。発売は5月下旬、価格はオープン。本体カラーはホワイト。
ラインナップは適用畳数に応じて、6畳用、10畳用、14畳用、18畳用、23畳用の5モデル。適用畳数6畳用(2.2kW)の「HA-G22E-W」が90,000円前後、適用畳数10畳用(2.8kW)の「HA-G28E-W」が100,000円前後、適用畳数14畳用(4.0kW)の「HA-G40E2-W」が110,000円前後、適用畳数18畳用(5.6kW)の「HA-G56E2-W」が130,000円前後、適用畳数23畳用(7.1kW)の「HA-G71E2-W」が150,000円前後。
Gシリーズは窓を締め切った室内でも、室外換気フィルターモジュールを通して戸外の新鮮な空気を取り込める換気機能を搭載。冷暖房中でも換気可能で、設定は「自動・強・弱」の3段階。
給気風量は能力クラスによって異なり、主に6畳用と10畳用が26立方メートル/h、主に14畳用が28立方メートル/h、主に18畳用と23畳用が30立方メートル/hだ。
エアコン本体を清潔に保つ「W Clean System」は、室内機と室外機の熱交換器が備える「どっちも解凍洗浄」と、室内機が持つ「内部クリーン」という2つの機能を指す。
前者のどっちも解凍洗浄は、室内機と室外機の熱交換器をマイナス19℃に冷やし、周囲の水分を付着(結露)させて凍らせたあと、一気に溶かして水と一緒に汚れを洗い流すもの。お手入れの難しい熱交換器のカビやニオイ、油汚れ、ホコリなどを洗い落とせる。
後者の内部クリーンは、エアコン内部を乾燥させてカビのニオイを抑制。発生原因となる湿気は冷房や除湿運転で生じるため、自動運転・暖房・送風の運転停止時には作動しない。
風の向きを上下左右に連続スイングして立体気流を生み出し、部屋の温度を均一に保つ「自動立体気流スイング」といった機能を装備。フラップや吹出口の周辺パーツは簡単に取り外せるため、お手入れもしやすい。また、大型ファンによって運転音も低減している。
Wi-Fiに対応し、スマホのアプリを使って帰宅前に室温が快適になるように運転を開始したり、外出先で切り忘れたエアコンの運転を停止したりできる。室内機の本体サイズはW798×D298×H294mm、重さは約11.5kg(HA-G71E2-Wのみ12.5kg)。
合わせて、ルームエアコン「Sシリーズ」(4モデル)とスポットエアコン「HPAC-22E」も4月上旬に発売する。
Sシリーズは「W Clean System」や、パワフル暖房、自動立体気流スイングなどを備えたミドルクラス。適用畳数が6畳用、8畳用、10畳用、14畳用の4モデルで構成する。価格はオープンで、推定市場価格は6畳用が55,000円前後、8畳用が65,000円前後、10畳用が70,000円前後、14畳用が80,000円前後。
スポットエアコンのHPAC-22Eは、窓パネルと排気ダクトが付属。それらを装着すると室内の冷却、装着しない場合は室内の一部を冷やすスポット冷却に使える。窓パネルは60~154cmに対応。キャスター付きなので室内の好きな場所への移動が簡単だ。価格はオープン、推定市場価格は43,000円前後。