日本テレビ系音楽特番『Premium Music 2022』(30日19:00~)で放送されるゆずのデビュー25周年記念ドラマの撮影現場に、ゆずの北川悠仁がサプライズ登場した。

  • (左から)中川大志、北川悠仁、森永悠希=日本テレビ提供

北川悠仁役を中川大志、岩沢厚治役を森永悠希、2人を見出した所属レコード会社・トイズファクトリー社長の稲葉役を柴田英嗣(アンタッチャブル)が演じる同ドラマ。本人インタビューをもとに、ゆずのルーツ・原点である路上ライブ時代、デビュー秘話、1stミニ・アルバム『ゆずの素』、翌年1stシングルとして発表された『夏色』誕生など、ゆずが現在にいたる25周年の軌跡を描く。

ゆずの大ファンだという中川は「子供の時からずっとゆずが好きで、いつか一緒にお仕事ができたらいいな、何らかのかたちでゆずさんの作品に参加できたらいいな、という想いは、憧れ・夢としてありましたが、まさかゆず役というのは考えたこともありませんでした。このドラマが決定して、誰が(ゆず役を)やるかというお話になった時に、ゆずのお二人から名前を出していただいたと聞いて。もちろんそれはもう嬉しかったですし、断るわけにはいかない、やるしかない!っていう一方で、好きだからこそのプレッシャーもありますし、自分がファンだからこそ、このドラマを見てくださるゆずのファンの人たちの気持ちも考えましたし、ゆずっこたちがどうやって受け取ってくれるのかなというのはあって、正直ちょっと迷ったところもありました。でも、他の誰かがやっていたら悔しいなと思って(笑)。こんな機会たぶんもうこの先ないだろうなと思ったので一生懸命にやらせていただきました。子供のころ『ゆずになりたい!!』『ゆずの3人目になりたい!!』といっていた夢がかないました」と熱弁。

そんな撮影現場に北川がサプライズで登場し、即興でセッションに参加した。

中川は「本当にサプライズでした(笑)。急に北川さんが目の前に現れてちょっと腰が抜けちゃったという感じでした(笑)。この作品が完成した時にゆずのお二人が見るんだ、というのは間違いなく頭にあったんですが、ご本人が来てくれるなんて全く考えていなかったので、幻を見てるのかな、みたいな感じで本当にびっくりして。しかも、森永くんと僕が歌っているシーンを北川さんが遠くから見て、聞いてくださっていたと知って、震えましたね。あとから、『路上で歌うときは何を意識していたんですか』とか、『発声はどういう風に意識していたんですか』とか、演じるうえであれ聞けばよかったこれ聞けばよかったって、いろいろと後悔したんですけど、もう完全に“ファン”が出過ぎちゃって(笑)。北川さんがギターを持ってきてくださって一緒に歌うなんてちょっと考えられないことで、人生で一番 うれしかったって言っても過言ではないぐらいうれしかったです。北川さんが隣でしかも外でっていうシチュエーションがヤバイじゃないですか、路上でっていうのが。北川さんご自身も道端で歌うのなんて相当久々だったんじゃないかなと思うんですよ。そういう瞬間 に一緒にやらせていただけて本当に夢のような時間でした。すぐに両親とお姉ちゃんに電話しました(笑)やばいやばい!悠仁さんが現場に来たって。悠仁さんと一緒にギター弾いちゃったって。ずっと家帰ってからもニヤニヤしていました。寝るまで思い出して」と興奮。

森永も「突然のこと過ぎて、北川さんご本人だと認識するまでに時間がかかってしまいました(笑)。おそらく、なんともいえない変な表情を浮かべていたと思います…(笑)。人って本当にびっくりすると、リアクションをとるまでに時間がかかるんだなって思いました(笑)。しかも並んで歌って下さるなんて…!肌がビリつく程の声量が凄すぎて…!頭の中が『すごいすごいすごい…!』と大興奮でした!『僕がお引き受けしてよかったのか…』と不安な気持ちも正直あったのですが、こうして忙しい中駆けつけて下さって、より一層頑張んなきゃ、というか『自分の何かが焼ききれたとしてもやりきらねば!!』みたいな気持ちになりましたね!北川さんがお帰りになられたあと、僕は足が震えており、中川くんは路上で正座してました…(笑)。それほど貴重な体験をさせて頂きました!!ありがとうございました!!」と感謝した。

そんな2人に対し、ゆずから以下の通りメッセージが寄せられている。

■北川悠仁
伊勢佐木町でまだお客さんがいない頃に歌っていた日々のことが、まさか25年以上経ってドラマ化されるなんて、あの時の自分たちが聞いたらびっくりすると思います。決してキラキラ輝くような日々ではなかったけど、僕たちにとってはちょっと遅めの青春の日々でした。忘れられない大切な時間をドラマにしていただき、ありがとうございます。
中川さんが今回僕の役をやってくれると聞き、嬉しい気持ちと、中川さんみたいにキラキラした20代ではなかったので、申し訳ない気持ちもありつつ(笑)。実際に撮影現場でお会いしたら、あの頃の自分たちに会った気がして驚きました。森永さんは岩沢くんに雰囲気が似ていて、まるでタイムスリップしてしまったような気持ちになりました。二人がお芝居だけじゃなく、ゆずを演じるために一生懸命歌を練習してくれたことを知って、本当にありがたかったです。この前は路上で歌いましたが、次はぜひ僕らのステージで一緒に歌えたら嬉しいです。

■岩沢厚治
ドラマ化ということで、光栄という気持ちと、ただただ恐縮でしかありません。
自分たちの過去をこのような形で振り返られることを、とても嬉しく思います。永久保存版にします。
中川さん、森永さん、柴田さん、演じていただきありがとうございます。そしてスタッフの皆様、ドラマにしていただき本当にありがとうございました。