次世代を担うクリエイターを支援。ワークショップやコンテストを開催・協賛
インテルは2022年3月22日、インテル Blue Carpet Fes 2022をオンラインにて開催しました。このイベントはインテルのクリエイターサポートを行う「インテル Blue Carpet Project」のキックオフイベントとなります。
冒頭、ピアノ連弾とドラムのEYRIEが「43rd Sunset」を演奏。音をリアルタイムに解析してキネティックウォールにプロジェクションマッピングするという演出が加わっていました。
その後インテルの鈴木国正社長が今回のイベント趣旨を説明しました。現在のパソコン市場はテレワークもあり、昨年比13.5%増しの3.5億台市場。ゲーミングPCやビジネスPCが市場をけん引役です。一方、デジタルコンテンツ作成はプロだけでなく個人にも伸びがあり、市場規模は昨年中ごろのデータで5,000万人のクリエーターが1,410億ドルのコンテンツを生み出しています。
2021年にはクリエイターエコノミー協会も発足して、政策提言が進む機運があるとの事。またクリエイターエコノミースタートアップが日本を含めて増大中と、クリエイターが利用するパソコンを今後の市場としてインテルは期待しているようです。
次世代を担うクリエイター育成のために昨年発足したのがインテルBlue Carpet Projectです。クリエイターを支援することで全体の底上げを行い、コンテンツが多くの人に届くようにするのが目的です。コーポレートカラーを入れたBlue Carpetで活動を盛り上げると発足の意義を説明しました。
また、現在のトップクリエイターを招いて、最新機材をサポートし発表の機会を与えるインテルBlue Carpet Club(以下BCC)も発足、BCCメンバーにはコンテンツ作成のフローを伺う事でインテルのソフトウェアの最適化も行い、クリエイティブなマインドを高める次世代クリエイターの育成へとつなげる予定しています。
引き続きインテルの安生健一朗氏がインテルBlue Carpet Projectの詳しい内容を紹介。インテル株式会社は日本のコンテンツクリエイターの活動の成果を間近に見ており、この日本のトップクリエイターをインテルが世界で活動できる手助けを行うと共に、彼らの背中を追う次世代のクリエイターの卵である学生の活動をヘルプするとともに、クリエイター同士を繋ぐものができないかと検討した結果生まれたのがインテル Blue Carpet Projectとなります。
発足にあたり、パートナー企業とヒアリング・インタビューを行い、インテルとして何ができるのかを検討し、昨年インテル学生クリエイティブ・コンテスト2021をテスト開催。この大会では全作品から特別パートナー審査員部門としてASUS賞、HP賞、LG gram賞、Dynabook賞と協賛したパソコンメーカーの名前を付けて、パソコンを付与しています。
今年はインテルBlue Carpet Studioを実施します。コンテスト形式ではなく、展示会形式でそれぞれの製作工程(ワークフロー)を含めて発表する、日本初のWindows PCによるクリエイティブの祭典となります。
自分の専門分野だけでなく他の発表も見ることで刺激を受けシナジーをが出ることを安生氏は期待しているようです。夏は学生にとって中間発表の場となり、その後冬、そして一年の集大成として春と年三回の開催を想定しています。
これらの活動はインテルだけでは成り立たず、多くのパートナー企業や教育機関と共同する予定となっています。現在、インテルBlue Carpet Projectパートナーとして、PCメーカー、マザーボードメーカー、カメラメーカー、周辺機器メーカー24社とクリエイティブカンパニー11社、学校・教育機関8社が賛同しており、今後もネットワークを広げたいと募集を行いたいと説明。これによって「若い方々のモチベーションが高まると信じている」と安生氏は期待を持ちます。
その後、トークセッションやBCC第一期メンバーの発表がありました。なお、クリエイター育成イベントとして、今回会場となった工学院大学の壁FES、EIZO主催のイラストコンテストに協賛、Tokyo Internatinal projection mappiong awad 2022に特別協賛することも発表されています。