A&Cは4月14日、香川県・直島初の本格的な日本旅館「直島旅館 ろ霞」をオープンする。
客室は、露天風呂を備えたスイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室。食事は瀬戸内海の恵みを活かした料理を提供する。1泊2食付きで2名8万4,000円〜(税・サービス料込)。
4月14日〜5月18日、直島を含む瀬戸内の島々を舞台とする春の瀬戸内国際芸術祭が開催される。この芸術祭は、3年に1度、瀬戸内海の12の島と2つの港周辺を舞台とする現代アートの祭典。世界各国からアーティストが参加し、地元の人々の協力を得ながら制作した作品を、船で島を巡りながら鑑賞する。
沙弥島の瀬戸大橋記念公園に設置されているカラフルなベンチ「八人九脚」(藤本修三氏)は見どころのひとつ。ベンチと瀬戸大橋を一緒に撮影したくなる絶妙な場所に配置されているという。高松港には、大巻伸嗣氏による「 Liminal Air -core- 」、宮浦港にある海の駅「なおしま」のすぐ近くに展示されている草間彌生氏の作品「赤かぼちゃ」も必見。
そのほか、国の重要文化財になった「香川県庁舎東館」、備讃瀬戸を一望できる山上に立地する「瀬戸内海歴史民俗資料館」は、今、話題の現代建築。「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」「香川県立東山魁夷せとうち美術館」でさまざまな美術作品に触れるのもおすすめだそう。
香川県内でも屈指の桜の名所「紫雲出山の桜」のほか、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、三つ星として紹介された「特別名勝 栗林公園」などで桜も楽しめる。年間を通してさまざまな花々が咲く「国営讃岐まんのう公園」はネモフィラ、チューリップ、スイセンが次々と開花する。
また、四国の多彩な水景を再現し、約400種1万4000点が展示されている水族館「四国水族館」、凪の時間になると、潮だまりが鏡面のように周りの風景を映すことから日本のウユニ塩湖と呼ばれる「父母ヶ浜」、標高404mの稲積山の山頂にある高屋神社本宮「高屋神社本宮」も必見の観光スポット。
このほか香川県観光協会が春旅におすすめする宿泊施設には、「父母ヶ浜」(ちちぶがはま)のすぐ近くにある一棟貸しの宿「讃岐緑想」、瀬戸内海を一望できるグランピング施設「ザランタン東かがわ」、干潮になると、向こうの島へ渡る道が現れる「エンジェルロード」に近い「小豆島国際ホテル」などがある。