パナソニックは3月24日、部屋干し臭の脱臭性能を向上したハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機「F-YHVX200」「F-YHVX120」「F-YHVX90」を発表した。発売日は5月11日。価格はすべてオープン。推定市場価格は、F-YHVX200が110,000円前後、F-YHVX120が72,000円前後、F-YHVX90が61,000円前後。本体カラーはいずれもクリスタルホワイト。

  • ハイエンドクラスの「F-YHVX200」と使用イメージ

新製品では、ナノイーの100倍にあたる48兆個/秒のOHラジカルを放出する新「ナノイーX」を搭載。従来機種(ナノイーX)の4倍というペースで部屋干し臭を除去。残留した洗剤に由来する界面活性剤も抑制する。

除湿方式は、梅雨や夏にもパワフルに水分を取り除くコンプレッサー方式と、秋や冬でも湿気除去に強いデシカント方式の両方を持たせたハイブリッド方式。室内の温度に合わせて自動的に最適な方式で運転するため、年間を通して活躍する。また、デシカント素子を除湿するときにはヒーターで温めるだけでなく、コンプレッサーから生じる排熱も再利用。効率的な除湿を実現している。

  • ミドルクラスの「F-YHVX120」と使用イメージ

F-YHVX200とF-YHVX120は、左右独立のルーバーで送風する「ツインルーバー」を搭載。左右のルーバーから異なるスピードの風をさまざまな方向に送り出し、洗濯物が詰めて干してあっても風で揺らして、風を通りやすくしてすばやく乾かす。シングルルーバーの従来製品「F-YHTX120(2020年発売)」と比較すると、F-YHVX120の場合で約1.2倍速く衣類を乾燥できるという。

  • 「ツインルーバー」とその働き

  • コンプレッサー式とデシカント式を備えるハイブリッド式

F-YHVX90は、高さを約335mmに抑えたコンパクト設計。部屋干しラックの下に置いて、真上に干した衣類に風を当てて乾かせる省スペースタイプとなっている。

  • コンパクトタイプの「F-YHVX90」と使用イメージ

F-YHVX200の本体サイズは約W662×D378×H296mm、重さは約17.4kg。タンク容量は約5.0L。定格除湿能力は一日あたり15.0L/日(50Hz)、17.0L/日(60Hz)。最大除湿能力は一日あたり18.0L/日(50Hz)、20.0L/日(60Hz)。

F-YHVX120の本体サイズは約W583×D370×H225mm、重さは約13.9kg。タンク容量は約3.2L。定格除湿能力は一日あたり9.0L/日(50Hz)、10.0L/日(60Hz)。最大除湿能力は一日あたり11.5L/日(50Hz)、12.5L/日(60Hz)。

F-YHVX90の本体サイズは約W335×D470×H250mm、重さは約10.5kg。タンク容量は約2.4L。定格除湿能力は一日あたり6.0L/日(50Hz)、6.5L/日(60Hz)。最大除湿能力は一日あたり7.8L/日(50Hz)、8.5L/日(60Hz)。