ソニーは3月22日、ミラーレスカメラ「α」シリーズ用の超広角ズームレンズレンズ「FE PZ 16-35mm F4 G」(SELP1635G)を発表した。電動でズームできるパワーズーム仕様で、動画撮影に向くコンパクトなレンズとして売り込む。価格はオープンで、店頭予想価格は165,000円前後。4月28日より発売する。

  • パワーズーム搭載の超広角ズームレンズ「FE PZ 16-35mm F4 G」(SELP1635G)

開放F値4の明るさで焦点距離16-35mmの超広角ズームレンズ。新設計のパワーズーム機講を搭載するのがポイント。無段階変速タイプのズームレバーをレンズ側面に搭載し、快適なレスポンスで撮影者の意図するAF操作に応えてくれる。オートフォーカスは、XD(extreme dynamic)リニアモーターを、オートフォーカス群に2基、ズーム群に4基搭載。高精度で滑らか、かつ静粛性の高いフォーカシングが可能。

  • 本体はコンパクトな設計とした

  • 側面にズームレバーを配置している

  • α7 IVに装着したところ

レンズの全長が変わらないインナーズーム構造を採用し、重心変動を抑えることでジンバル使用時でも安定した撮影が可能。重さも、開放F4通しの超広角ズームレンズとしては世界最軽量となる約353gとした。

  • ズーム時も重心の変動が少ないので、ジンバルなどに装着した際も安定した撮影ができる

Gレンズならではの高い解像性能と、美しくやわらかなぼけ描写も特徴とする。レンズ構成は12群13枚で、高度非球面AAレンズ×2枚とED非球面レンズ×1枚などの光学設計により、色収差/球面収差を良好に補正。画面中心から周辺部の隅々まで高い解像感が得られる。コーティングも最適化し、ゴーストやフレアを抑制してクリアで抜けの良い描写となる。

最短撮影距離はW端で0.28m、T端で0.24m。最大撮影倍率は0.23倍。絞り羽根枚数は7枚で、フィルター径は72mm。本体サイズは、最大径が80.5mm、長さが88.1mm、 重さが約353g。