NTTドコモは、1月13日に発表した「危険SMS拒否設定」機能を3月24日より提供開始した。NTTドコモ回線を利用するMVNOでも、OCN モバイル ONE、IIJモバイルサービス/IIJmioモバイルサービス、イオンモバイルなどでこの機能の提供が始まっている。
この機能は、危険なURLが含まれるなどの理由でNTTドコモにより「フィッシングSMS」であると判定されたSMSを自動的に受信拒否するサービス。フィッシングSMSの判定には、警察庁や日本サイバー犯罪対策センターなどの公的機関と連携して得た情報のほか、ユーザーや企業からの申告によってドコモが収集した独自情報も活用する。
1月13日に発表された時点では提供開始日について「3月中旬」とのみアナウンスされていたが、3月24日に機能の提供が開始された。ドコモ回線の利用者にこの機能を導入するとアナウンスしていたMVNO事業者も、同タイミングでサービス提供を開始している。
危険SMS拒否設定は、NTTドコモ/MVNOのいずれにおいても、対象となる加入者には原則として一律で適用され、この機能を停止したい場合はユーザー自身で設定を変更する必要がある。NTTドコモ/各MVNO事業者は、自サービスの利用者に対し、設定の停止方法や設定が自動適用されない場合の有効化方法について情報提供を行っている。