キヤノンマーケティングジャパンは3月23日、カメラのレンズフードをモチーフにした漆器「レンズフード漆器・螺鈿(らでん)」をクラウドファンディングサイト「Makuake」で発売した。価格は6,600円~17,600円。
一眼カメラのレンズに装着する「レンズフード」をモチーフに、職人の手作業によって忠実に再現した漆器。伝統技術を活かした商品を開発しているアルヴォリ、漆器メーカーの匠頭漆工が共同開発し、キヤノンMJがデザインを監修した。
レンズフード“漆器・花”(8,800円)は、ズームレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」などに採用されている花形レンズフード「EW-73D」をモデルとした。レンズフード“漆器・筒”(6,600円)は、望遠レンズ「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM」用の「ET-63」を再現しており、シンプルな筒状のフォルムとなっている。
レンズフード“螺鈿・筒”(17,600円)は、“漆器・花”と同じ筒型で、底の内側に螺鈿細工を加えた豪華版。レンズフードの奥に沈むレンズの前玉を表現した。
3種類共通の仕様として、外側は通常の漆器のような滑らかな仕上げではなく、実際のレンズフードの質感に近付けるため、あえて下地塗りで止めることでシボ塗装の風合いを再現している。裏面は木目を楽しめる拭き漆塗装で、本物の漆器らしさも楽しめるように仕上げた。
“漆器・花”は20個限定、“漆器・筒”は40個限定、“螺鈿・筒”は20個限定。3月23日14時から販売しており、執筆時点(3月24日10時)ではまだ3種類のデザインすべてを選べる状況となっている。