富士急行から4月1日付で分社化し、富士急行線を運行する新会社「富士山麓電気鉄道」は、日付をまたぐ特別ツアーや各種体験イベントなどの記念企画を3月31日から実施すると発表した。

  • 富士急行線が4月1日付で富士急行から分社化し、新会社「富士山麓電気鉄道」に

特別ツアーは、富士急行としての最終列車と富士山麓電気鉄道としての始発列車に乗車する1回限りの旅行商品。最終列車到着時の特別アナウンス、夜間の留置線見学のほか、鉄道イラストレーター「始発ちゃん」がゲストとして登場し、富士山麓電気鉄道の出発を華々しく飾るという。大月駅発着で、参加費は2万2,360円。Yahoo!パスマーケットにて販売する。

4月1日には、駅に設置したポストやノート、SNSに寄せられた富士急行線に関する思い出と写真、創業時の写真を電車内に装飾した「ギャラリートレイン」の出発式を14時から河口湖駅で開催。キャラクターグリーティングや記念撮影、駅長による出発合図を行う。

4月1~3日の3日間、小学生に限り全線が1日乗り放題となる「子ども電車無料デー」を開催。対象駅を巡り、駅員から乗車券にハサミを入れてもらうと、抽選でオリジナルグッズが当たる「ハサミ入れラリー」も同時開催する。

  • 富士急行としての最終列車と富士山麓電気鉄道としての始発列車に乗車する特別ツアーが実施される

  • 下吉田駅では4月1日から復刻硬券乗車券の取扱いを再開する

創業当時の社名が復活することにちなみ、下吉田駅では4月1日から復刻硬券乗車券の取扱いを再開。ダッチングマシンを使った日付の印字も再現する。河口湖駅「Gateway Fujiyama 河口湖駅 カフェ」では、4月1~3日に鉄道廃品オークションを開催。その他のイベントを含む記念企画の詳細は、富士山麓電気鉄道誕生キャンペーン特設ページで確認できる。