JR西日本和歌山支社は、きのくに線で実施している「サイクルトレイン」のサービスについて、4月1日から区間を延伸するとともに、より利用しやすいように設備の充実を図ると発表した。
自転車をそのまま車内に持ち込めるサイクルトレインのサービスは2021年9月からきのくに線(紀勢本線)紀伊田辺~新宮間で実施しており、区間延伸を望む声が寄せられていたという。これを踏まえ、4月1日からはサービス区間を御坊駅まで延伸し、御坊~新宮間でサービスを利用可能とする。平日は9時から終電まで、土休日は終日にわたり利用できる。
駅階段へのスロープ設置や記念撮影スポットを望む声もあったことから、新宮駅の地下通路階段にスロープを設置し、串本駅と新宮駅にフォトスタンドを設置した。紀伊田辺~新宮間では、すべての無人駅のホーム床面に乗車位置の案内表示を設置。御坊駅、朝来駅、白浜駅、見老津駅、串本駅、古座駅、新宮駅では、自転車を掛けられるサイクルラックを設置した。
その他、遠方から訪れた人や初心者にも気軽にサイクリングを楽しんでもらえるように、駅近くのレンタサイクルを利用したモデルコースを5コース作成。ネット上で公開している。