女優の石田ひかりが、日本テレビ系ドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(4月13日スタート、毎週水曜22:00~)に特別出演する。
30年前に平成版の『悪女(わる)』に主演していた石田。当時19歳でドラマ初主演作でもあり、その後の朝の連続テレビ小説『ひらり』や『あすなろ白書』に続いていく礎となった作品とも言える。キラキラネームが存在していなかった当時、役名の田中麻理鈴(マリリン)はインパクト絶大で、自由奔放な新入社員が大企業で「出世」を目指していく内容は大きな話題になった。
30年前は、「出世」を目指す新入社員役だった石田だが、今回は巨大IT企業の人事課長・夏目聡子役として出演。また今回、令和版の田中麻理鈴を演じる今田美桜も、本作品がドラマ初主演となる。
コメントは、以下の通り。
■石田ひかり
――初日の撮影を終えた感想を教えてください。
今日は何とも言えない不思議な気持ちで、ずっとふわふわしていました。麻理鈴を客観的に見る事が初めてで、30年前に自分が演じていた麻理鈴が美桜ちゃんになって目の前にいるという、とても不思議な気持ちでした。美桜ちゃんの麻理鈴はとても可愛くて共演できて幸せでした。この気持ちは私しか味わえない気持ちだなと思いました。ちょっと心の整理がつきません。
――石田さんが演じられた30年前の麻理鈴と令和版の麻理鈴はどこか違う点はありますか。
麻理鈴という役は現場をとても明るく楽しくする役なんだなと思います。今日の雰囲気もとても良かったですし、30年前の現場も本当に明るくて楽しくてとても良い現場でした。もちろん美桜ちゃんの存在も大きいですけど、麻理鈴という独特なキャラクターが持つ力なんだなと実感しました。
――『悪女(わる)』をこの時代に再ドラマ化すると一番最初に聞いた時にどう思われましたか?
『悪女(わる)』を令和の世に蘇らせようとしているプロデューサー(しかも若い!)がいることに、驚きと喜びを感じました!原作や平成版をご存知の多くの方が思った、「あのシーンはあるのか?」「あのシーンはどうするのか?」と、ワクワクしました。そしてやはり、「あのリュックどこかにあるのかな~」とは思いましたね!
――初代麻理鈴(を演じた石田さん)は、30年経って、なんと夏目人事課長に「出世」しました。
夏目課長を演じることになった思いを教えてください。
それはご縁ですね!素直に嬉しいです!撮影をしてみて確信したことは、「マリリン」というキャラクターは、現場を明るく楽しくする力を持っていることです。わたしの時も、本当に雰囲気のいい、明るく元気で楽しい現場でした。今回もそれは間違いなさそうです!今回わたしが演じる夏目課長は、仕事もプライベートも全力で頑張る、タイプは違うけど「マリリン」そっくりなのだと思います。しっかりと、彼女の出世を阻む壁にならなければと思っております。
――これからの撮影で楽しみにしていることは?
30年経って、また「悪女(わる)」の現場にいられることに、その都度感動しています。あの頃のスタッフの皆さんも、きっと喜んでいらっしゃると思います。可愛い可愛い“美桜マリリン”を堪能できれば、初代マリリンは充分です。初代を懐かしみ、ニューマリリンを愛して、応援してあげてくださいね!
■今田美桜
――本作で初代麻理鈴・石田ひかりさんと共演できる事、令和版・麻理鈴を演じる想いを教えてください。
石田さんが夏目人事課長役で出演されると最初に聞いた時は、とても感激でした。
クランクインしてから、特に石田さんの声を聞いて、初代・麻理鈴を思い出しました。石田さんの可愛らしさとギャップが素敵な初代・麻理鈴だなと思いました。今回は、令和版なので時代設定など、内容も少し変わっているところもありますが、自分なりに演じられたらと思っています。
――初代・麻理鈴と共演してみての感想を教えてください。
夏目さんは強い女性という役柄ですが、石田さんが演じることでより、可愛らしさと愛嬌がプラスされていて、麻理鈴がついていきたくなるような夏目人事課長だなと思います。
――これからの撮影で楽しみにしていることは?
麻理鈴の衣装はかなり特徴的なのですが、小道具や持ち物など、当時はどうだったのかを聞いてみたいです。またBARのシーンなど昔はどんな感じだったのか、お話をお聞きできたらと思っています。2話の台本を読んで泣いてしまった印象的なシーンがあるのですが、そのシーンを含め夏目さんとの掛け合いをとても楽しみにしています。