ちびまる子ちゃんに出てくる学級委員の丸尾くん、物知りの長山くん。メガネをしている子どもを見ると、決まって「頭良さそう」「本いっぱい読んでるのね」と言われていた昭和の時代。
しかし、時代の変化とともに、メガネに対する印象は全く違うものに……。
弱視などの理由から、息子さんが3歳からメガネをかけているという「まるさん(@domarumaru)」は、「メガネへの偏見をなくしたい!」そんな思いから、ご自身の体験を漫画にしてInstagramに投稿されています。
今の世の、「メガネをかける子ども」に対する印象とは……。
4歳頃の話です。
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メガネへの偏見がなくなればいいなと思って描きました。
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メガネはもうアキのトレードマークで個性の一つ。人もメガネを気に入っていて、メガネのおかげで不自由なく過ごせている。なくてはならないアキの相棒なのです。
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けど、やっぱりあれこれ言ってくる人はいるんだなぁ…悲しいよねぇ…
(@domarumaruより引用)
事情を知らない赤の他人から、突然メガネについて罵倒されたまるさんとアキくん。その一言で深く傷ついてしまいます。
今の時代、「子どものメガネ=ゲームのし過ぎ」と捉えられてしまう世の中。確かに、スマホやゲーム機などの普及から、子どもの近視・視力低下が増えているとは言われているものの、みんながみんなそうとは限りません。それに、仮にゲームが原因だったとしても、他人であるこの女性にはまったく関係のないことです。
しかも、自分勝手にそう思い込んでいるだけならまだしも、それをわざわざ子どもに聞こえるように口にするなんて、いかがなものか。きっと、自分が“色眼鏡”というメガネをかけているということに、気が付いていないのだと思います。
そんな残念な大人がいる一方で、幼稚園の先生や子どもたちの存在は、親としてはとても心強くありがたいもの。余計なフィルターがかかっていない子どもたちの目には、ただただ純粋に、アキくんのメガネがカッコ良く映っているのだと思います。
このエピソードに、読者からは「えええ!! こんなやついるの!?!? 」「ゆるせん!! 」「偏見だけで決めつけてくるの腹立ちますよねー」「可哀想な子じゃないし!!! 」「弱視の子供さんにとって、眼鏡は目薬と一緒で治療なのです! 治療しない方が可哀想なのです! 」「負けないでください! 」「アキくん眼鏡似合ってるぞ」「メガネ男子バンザイ」などなど、怒りの声とともに、励ましのコメントが多数寄せられていました。
さて、見知らぬ女性が発した心無い言葉のせいで、すっかり自信を無くしてしまったアキくん。アキくんがメガネ姿の自分と向き合い、自信を取り戻すまでのストーリーは後編へ、続きます。