米Googleは3月23日(現地時間)、予告していた「Steam on Chrome OS」のアルファ版の提供を開始した。対応デバイスや対応ゲームタイトルについても明らかになっている。
Steam on Chrome OSは、3月15日に実施されていた発表会「Google for Games Developer Summit 2022 Keynote」の中で発表されたもの。Chrome OS上でSteamを動作させ、ゲームプレイを行えるようにする。今回アルファ版の提供が開始されたことで、第11世代Intel Core i5プロセッサよりも強力で、8GB以上のメモリを搭載するデバイスで利用できるようになる。AcerやASUS、HP、Lenovoの合計7モデルがで動作確認が行われている。
加えて、起動できるゲームについても判明。『PAYDAY 2』『Factorio』『Cuphead』『Left 4 Dead 2』などがプレイできるという。なお、『The Witcher 3: Wild Hunt』『The Elder Scrolls V: SSE』『Fallout 4』などの重量級タイトルもプレイ可能リストに入っているが、描画品質を落とした上でCore i7以上のハードウェアが必要になるとのこと。
そのほか、既知の不具合としてEasy Anti-CheatやBattleEyeが動作しない、8GBメモリだと一部タイトルで動作が不安定になる、中国語や日本語フォントなどが正常に描画されない、高解像度ディスプレイへの出力でパフォーマンスが低下する、外部ストレージに非対応など、この他にもさまざまな不具合が存在する。Steam on Chrome OSはDevチャネルへの変更で利用できるが、まだ安定動作が保証されていないアルファ版であることに留意が必要だ。その他の対応タイトルや導入方法については、Chromium Projectの「Steam on Chrome OS Alpha」ページに詳しい。