米NVIDIAは3月23日(日本時間)、オンラインで開催中の開発者向けカンファレンス「NVIDIA GTC 2022」にあわせて、NVIDIA Ampereベースのプロフェッショナル向けGPU「RTX A500 Laptop」「RTX A1000 Laptop」「RTX A2000 8GB Laptop」「RTX A3000 12GB Laptop」「RTX A4500 Laptop」「RTX A5500 Laptop」「RTX A5500」のあわせて7製品を発表した。今年第2四半期からの提供開始を予定する。
いずれもNVIDIA AmpereアーキテクチャベースのGPU製品。ノートPC用のGPUが多く発表されており、エントリークラスからミドルクラスまでのラインナップで大容量GPUメモリを搭載している点が特徴。コストと性能のバランスを最適化しつつ、あらゆる場所で大規模なデータを活用したワークフローに対応するとしている。それぞれの製品の主な仕様は以下の通り。
仕様 | CUDAコア | 第2世代RTコア | 第3世代Tensorコア | GPUメモリ | メモリインタフェース | 最大消費電力 |
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NVIDIA RTX A500 Laptop | 2,048 | 16 | 64 | GDDR6 4GB | 64bit | 20~69W |
NVIDIA RTX A1000 Laptop | 2,048 | 16 | 64 | GDDR6 4GB | 64bit | 35~95W |
NVIDIA RTX A2000 8GB Laptop | 2,560 | 20 | 80 | GDDR6 8GB | 128bit | 35~95W |
NVIDIA RTX A3000 12GB Laptop | 4,096 | 32 | 128 | GDDR6 12GB EEC | 192bit | 60~120W |
NVIDIA RTX A4500 Laptop | 5,888 | 46 | 184 | GDDR6 16GB EEC | 256bit | 80~140W |
NVIDIA RTX A5500 Laptop | 7,424 | 58 | 232 | GDDR6 16GB EEC | 256bit | 80~165W |
また、あわせてデスクトップ向けに「RTX 5500」も発表された。10,240個のCUDAコアに24GBもの大容量GPUメモリを組み合わせるハイエンド製品で、GPU仮想化やNVLink、AV1のデコードもサポートする。補助電源に8pin×1を要求し、最大消費電力は230W。DisplayPort 1.4a×4を備え、4画面同時の映像出力にも対応する。主な仕様は以下の通り。
- CUDAコア:10,240
- 第2世代RTコア:80
- 第3世代Tensorコア:320
- GPUメモリ:GDDR6 24GB ECC
- メモリインタフェース:384bit
- 最大消費電力:230W