マイナビが運営する体育会学生・アスリート向けキャリア支援サービス『マイナビアスリートキャリア』は、「運動部学生の就職に関する意識調査」の結果を3月18日に発表した。同調査は1月21日~2月20日、UNIVAS加盟大学および加盟競技団体の運動部学生2,076名を対象に、インターネットで実施した。
就職活動経験者・予定者に就職活動に対する不安を聞いたところ、最も多い回答は「就職できるかどうか」(70.3%)だった。次いで、「学業や部活動と両立できるかどうか」(33.9%)、「スケジュールが過密になり大変になりそう」(26.5%)が続いた。
競技活動シーズンについて尋ねると、「4月~6月」が97%以上と高く、新卒採用広報が解禁される3月から選考が開始される6月までとほぼ重なることがわかった。運動部の活動と並行して就職活動を行う必要があるため、前項のようにスケジュールの調整や部活動との両立に不安を抱えている運動部学生が多いことがうかがえる。
運動部学生は就職活動に有利かどうか聞くと、77.5%が「有利だと思う」「どちらかというと有利だと思う」と回答した。
有利だと思う理由としては、「誇れる経験ができている」(53.7%)が最多だった。そのほかの回答としては、「自分に自信を持つことができた」(32.8%)など部活動の経験を糧にしているものや、「部活内で情報共有ができる」(40.0%)、「OB・OG に相談できる」(32.2%)といった人間関係の強みが挙がっている。