“カマキリ先生”こと俳優の香川照之が22日、『香川照之の昆虫すごいZ!』×アニメ『インセクトランド』オンライン取材会に出席した。
「人間よ、昆虫から学べ!」をキャッチフレーズに、2016年よりNHK Eテレで放送されている『香川照之の昆虫すごいぜ!』。これまで届けてきたカマキリ先生の昆虫授業に未公開映像も加えた完全版『香川照之の昆虫すごいZ(ゼット)!』(毎週日曜18:05~18:43)が、4月10日より総合テレビで放送される。また、香川がプロデュースを務める昆虫アニメ『インセクトランド』(毎週月曜8:45~8:50)が4月4日よりEテレでスタートする。
カマキリ先生のやりがいについて、香川は「子供のときにはわからなかった視点から見ることができる。子供のときにはひたすら虫を追いかけていたけど、おじさんになってからもう一度虫と向き合ってみると、昆虫から教えられることがたくさんある。昆虫の偉大さに触れさせていただく機会として6年間もやらせていただいてありがたい」としみじみ。
「虫をとるときにワクワクする気持ちはずっと子供の頃から変わらないので、それをまた復活させていただいて6年間やらせていただいている喜びはあります。地球が今、ここまで悲鳴を上げているということを昆虫から伝えてもらっているので、今、虫と接することができてよかったなと。僕自身が地球のことを学ばせてもらっているという手応えはあります」と述べ、総合テレビでの『香川照之の昆虫すごいZ!』スタートに、「多くの人の目に触れる機会ができ、また新たな意見をいただける場なので楽しみにしています」と期待した。
香川がプロデュースを務める昆虫アニメ『インセクトランド』は、香川プロデュースの自然教育絵本『INSECT LAND(インセクトランド)』が原作。アニメでは、小さな昆虫の国「インセクトランド」で暮らすかわいい昆虫たちの日常が描かれ、昆虫がその生態を通して生きるヒントを教えてくれる。
香川は「虫にとっては雨粒1滴でも洪水が流れているような、その中を生き抜いて、人間よりも長い命をつないできている。その地球と向き合ってきた姿勢を絵に描いてくださいと伝えました」と説明。「キャラクターの優しさとともに、地球の大きさ、虫の小ささと力強さ……本来あるべき生物と地球の関係性が5分間の中に入っていると思います」と熱く語った。
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