舞台『サロメ奇譚』の公開舞台稽古が東京・東京芸術劇場シアターイーストで行われ、朝海ひかる、松永玲子、牧島 輝、ベンガルらが登場した。

  • 牧島輝、朝海ひかる

    牧島輝、朝海ひかる

同作は時代を超えて上演され続けるオスカー・ワイルドの不朽の名作『サロメ』を現代に置き換え、とある一家での一晩の出来事を描く。主宰する演劇ユニット「ブス会*」を始め、近年ではTVドラマの脚本で も活躍するぺヤンヌマキが脚本を手掛け、現代を生きる女性を独自の観察眼で描き出す。文学座に所属し、2013年の初演出以降、劇団内外作品にて多くの演出を担当する稲葉賀恵が演出を手掛けた。ほか、東谷英人、伊藤壮太郎、萩原亮介が出演する。

東京公演は東京芸術劇場シアターイーストにて3月21日〜3月31日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて4月9日〜10日。また3月26日17時公演のアーカイブ付ライブ配信が決定し、詳細は同作の公式サイトより確認できる。

朝海ひかる コメント

『サロメ奇譚』いよいよ幕が開きます。
この一ヶ月、脚本家のペヤンヌさん演出家の稲葉さんはじめスタッフの方々、そしてキャスト全員で作り上げてきました。オスカーワイルド版『サロメ』のビターな所は残しつつ、現代の私達にも共鳴できる作品になっていると思います。
是非劇場へ足をお運びください。お待ちいたしております。

松永玲子(ナイロン100C) コメント

ちょうど2年前、最初の緊急事態宣言直前に私はこの東京芸術劇場シアターイーストでの公演が初日前日に自粛要請で中止になりました。カンパニーや作品は違えど、この劇場に再び立つことができるのは、喜び一入と同時に身の引き締まる思いです。あの日、まさか2年後もこんな状況だとは思わなかったし、世界はより深刻な方向へと進んでいます。暗いニュースの多い中、お客様を違う世界へお連れすべく精一杯つとめます。

###牧島輝 コメント

今回は預言者ヨカナーンという役を演じる上での課題の一つとして、魅力というものについてずっと考えていました。現れただけで空気を変える存在感。幻想的で魅惑的な声。ある人には希望を、ある人には絶望を、そんな影響を与えられる人はどんな人なんだろうとずっと考えていました。正直答えは出ていないです!! 笑 探し続けています!!
ただ、何者なのか分からないこともヨカナーンの魅力の一つなんだと思います。
どんなヨカナーンを演じるのか、あなたの目にはヨカナーンがどう映るのか、楽しんでもらえたら嬉しいです!

ベンガル コメント

あの世界的に有名な悲劇「サロメ」を今をときめくペヤンヌマキさん・稲葉賀恵さんが作・演出を手掛け、設定を現代の日本に置き換えてお送りする画期的な意欲作です。
悲劇の中に必ず存在する喜劇的要素を楽しんで頂けたら最高です。