JR東日本は、新幹線を活用した荷物輸送「はこビュン」の新たなニーズを開拓するため、山形新幹線を活用した精密機械部品の輸送を行うと3月16日に発表した。

同社はこれまでも山形県内の自治体と連携し、おもに山形のさまざまな食材を首都圏に運ぶ取組みを推進してきたが、今回は置賜地域3市5町(米沢市、長井市、南陽市、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町)と連携し、同地域で製造した精密機械部品を新幹線で輸送することとなった。

米沢駅でコンプレッサーや望遠レンズの精密部品、仕分け支援システムの表示器など約20kgを「つばさ」へ積み込み、東京駅まで運ぶ。東京駅からはトラックで首都圏の事業者に配送する。自治体と連携した新幹線での精密機械部品の輸送は、JR東日本グループで初の試みだという。