ハーマンインターナショナルは、ノイズキャンセリング(NC)機能の効果をリアルタイム補正し、静けさを追求したJBLブランドの完全ワイヤレスイヤホン「LIVE FREE 2」を4月1日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は15,950円。カラーはブラック、シルバー、ブルーに、台数限定のローズを加えた4色で展開する。

  • LIVE FREE 2。(左から時計回りに)シルバー、ローズ、ブルー、ブラック

  • ローズのイヤホン本体

JBLのプレミアムラインの完全ワイヤレスイヤホン「CLUB PRO+TWS」、「TOUR PRO+TWS」を踏襲し、さらにブラッシュアップしながらコストを抑えたスタンダードモデル。CES 2022に合わせて海外発表され、2022年春に発売予定とアナウンスしていた製品で、今回国内での発売日や価格、詳細仕様が正式に明らかになった。

  • (左から)ブラック、シルバー、ブルー

  • 台数限定のローズ

  • ローズは春らしいカラーリングが目を惹く

リアルタイム補正機能付きのハイブリッド式NCを備え、周囲の環境に合わせて自動的に最適なノイズ低減を行えるのが大きな特徴。上位シリーズのヘッドホン「TOUR ONE」(2021年発売)に搭載しているものを、JBLの完全ワイヤレスイヤホンで初めて採用したかたちだ。

  • 内部構造

通話用マイクは、上位機種同様に片側に3基、左右計6基搭載。必要なときに外音を取り込めるアンビエントアウェア機能、トークスルー機能に加え、新たに自分の声を聞きながら自然な通話を可能にするボイスアウェア機能も搭載した。ボイスアウェア機能では、イヤホンに戻すマイク入力の音のレベルを低・中・高の3段階で選べる。

  • 利用イメージ

振動板にPET(ポリエチレンテレフタレート)とPU(ポリウレタン)コンパウンド、チタンコーティング素材を使った、11mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。サウンドチューブ(音筒)とイヤホン本体に楕円型の「デュアル・オーバルシェイプデザイン」を採用している。本体は内耳の輪郭に沿うかたちでフィットしやすく、サウンドチューブは同じくオーバルシェイプのシリコン素材イヤーピースと合わせて「これまで以上の高い遮音性と装着感を実現する」としている。

  • デュアル・オーバルシェイプデザインを採用

Bluetooth 5.2に準拠し、コーデックはSBC、AACをサポート。2台のデバイスに同時接続し、スムーズに切り替えられるマルチポイントに対応する。さらに、従来のBluetooth音声規格(Classic Audio)に代わる、新たな「LE Audio」に対応するスペックを備えており、将来的にソフトウェアアップデートなどで対応できるようにした。

専用アプリ「JBL Headphones」はユーザーインタフェースを一新し、新機能も追加。NCと外音取り込みのレベルを各7段階で調整できるほか、外耳道の形状をスキャンしてユーザーごとにNC効果を最適化する「外耳道テスト」機能を備える。同機能では、音漏れ具合と耳に合ったイヤーチップが装着されているかのチェックを行い、プロファイルを作成。ユーザーに合わせた理想的なNC効果に自動で最適化する。他にも、イコライザーによるサウンドカスタマイズや、GoogleアシスタントやAmazon Alexaといった音声アシスタントの設定などが行える。

連続再生時間はNCオンで約6時間、充電ケース込みで約22時間。NCオフでは約7時間、ケース込みで約28時間となる。15分の充電で約4時間再生できる急速充電にも対応する。3サイズのイヤーピースや、充電用USB-Cケーブルなどが付属する。

  • 専用アプリ「JBL Headphones」はUIを一新し、機能も強化