宣伝会議は3月15日、書籍『なんで?を解き明かす行動経済学が導く 納得就活~就活を成功させるための心理テクニック~』を発売した。著者はマーケティング&ブランディングディレクターの橋本之克(ゆきかつ)氏。価格は1,650円。
行動経済学を用いた就活本
行動経済学は、2002年からの約15年の間に3人のノーベル経済学賞の受賞者を輩出した注目の学問。簡単にいうと「経済学」と「心理学」が融合したもので、「ビジネス領域、とくにマーケティングの世界では、人間の不合理な意思決定の裏側を知る上で有用な知識」という。
本書は行動経済学を用いた就活本で、行動経済学の理論で就活の様々なジレンマを克服していく。「就活生の心理・不合理な行動」「面接官の心理・理不尽な判断」について行動経済学を通して見つめることで、納得のいく結果を導く。また、学生のうちに行動経済学を身につけることで、その後の人生でも納得のいく選択・行動をサポートするという。
内容は、「1章 情報収集」「2章 自己分析・企業分析」「3章 エントリーシート」「4章 面接」「5章 内定と、その後」など。
著者の橋本之克氏は、マーケティング&ブランディングディレクター/昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。東京工業大学社会工学科卒業後、読売広告社、日本総合研究所を経て、1998年アサツー ディ・ケイ入社。2019年独立。現在は、行動経済学をビジネスに活用する企業向けのコンサルティングや研修講師を行うとともに、企業や商品に関するブランディング戦略の構築と実施にも携る。