JR西日本岡山支社は17日、今夏開催される「岡山デスティネーションキャンペーン」を契機に運行予定としている岡山県北エリアへ向けた新たな観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」の車両デザインや運転計画などの概要が決定したと発表した。

  • 「SAKU美SAKU楽」外装デザインイメージ(提供 : JR西日本岡山支社)

観光列車「SAKU美SAKU楽」は、キハ40形1両(座席定員44席)を使用。外装デザインは、温泉・おもてなしがもたらす癒しや、岡山県北エリアに名所として点在する桜をイメージした淡いピンク色の車体に、風に運ばれた四季折々の花びらをデザインしている。花びらが旅人を包み込み、沿線の町や人、観光スポットを華やかにするイメージだという。

客室はグリーンやブラウンを取り入れた落ち着いたカラーリングを基調とし、岡山県北エリアの山や森の自然の中で過ごしてもらうイメージとしている。車内で提供する食事や飲みものが楽しめるように、各座席にテーブルを設置する。

  • 客室イメージ(提供 : JR西日本岡山支社)

7月1日以降、金・土・日曜日に臨時列車として津山線(岡山~津山間)を1両で運転予定。車内サービスとして、車内アテンダントが沿線の案内や列車の旅をサポートし、すべての乗客に特製弁当またはスイーツと沿線の土産品を提供し、地元の魅力を届ける(列車によって提供する内容が異なる)。なお、観光列車として運転しない日に、定期列車として運転する場合もあるとのこと。