ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの新製品として、モダンクラシック・デザインを採用した木製の一体型オーディオ「L75ms」を3月下旬に発売する。音楽をワイヤレス再生できるほか、HDMIケーブルでテレビとつないでサウンドバーとしても使える。価格は19万8,000円。
2021年に創立75周年を迎えたJBLのアニバーサリーモデル第3弾。「最新の音楽ストリーミングサービスから従来のアナログレコードまで、すべての音楽ソースを手軽に楽しむ」をコンセプトに、米カリフォルニア州ノースリッジに拠点を構えるJBLサウンドラボにおいて設計・開発されたオールインワンミュージックシステムだ。
既存の高級スピーカー「JBL L-Classic」シリーズのデザインを踏襲し、ウォールナット天然木突板仕上げのキャビネットと、マグネット着脱式のQuadrexフォームグリルを採用。モダンクラシックなデザインを高品質に実現した。
ワイヤレス接続では、ChromecastやAirPlay 2をサポート。独自の「Music Life」アプリを使うと、宅内ネットワーク上にあるハイレゾ音源ファイルのネットワーク再生も可能だという。再生対応ファイルは、AAC/AIFF/ALAC/FLAC/MP3/OGG/WAV/WMA。DSDはPCM変換で再生する。対応サンプリングレートは最高192kHzまで。Bluetooth 4.2にも準拠し、対応機器から音楽をワイヤレス再生できる。
HDMI入力(ARC対応)を備え、テレビとHDMIケーブルでつないでサウンドバーのように映画やテレビ番組の音声(2ch PCMのみ)を高品位に楽しむこともできる。有線接続ではこのほか、3.5mmのAUX入力とMMフォノ入力、サブウーファー出力(RCA)を装備する。
スピーカーユニットは、133mm径ウーファーと25mm径ツイーターを各2基、100mm径ミッドレンジ1基を組み合わせた5ユニット構成。マルチアングルバッフルにこれらのユニットを配置し、独立したDSP制御およびパワーアンプ駆動によってドライブする。アンプの総合出力は350W(LF:125W×2/HF:25W×2/MF:50W×1)。
さらに、独自の「サウンドフィールド・エキスパンダー」技術によって広く均一な音場を作り出し、一体型のボディから迫力あるJBLサウンドを鳴らすという。設置場所に合わせて低音調整を切り替えられる「バス・コンター」機能も備える。
周波数特性は45Hz~25kHz(-6dB)。本体サイズは790×287×216mm(幅×奥行き×高さ)、重さは15.9kg。Bluetoothリモコンと電源ケーブルが付属する。